製作は静かなブームを呼んでいる「七輪陶芸」は吉田明先生という方が作られた方法で、コツさえ心得れば作ったその日に使える器を作ることができます。粘土をこねたこともないかつ、ネットで独学しただけの素人でもできます(した)。ココで紹介しているのはちょっとイレギュラーな方法なのかもしれないですが、出来栄えは別にしても、確率よく作れています。めんどくさがりの自分にあっているだけなのかもしれませんけれども。
一番安いといわれている電気釜で10万円ぐらいなんですか?七輪に換算するとこの金額で70個は買えることになりますので、お金をかけず、とりあえず陶芸ってどんなモンなんだろうという好奇心を試してみるには、かなり安いと思ってはじめました。いかに金をかけずにスタートするか。いつでも後戻りできる投資額ですまそうという魂胆です。
実際のところ、電気釜やガス釜みたいに確率よく焼けるわけでもないですし、できあがりの具合もかなり好き嫌いが出てきます。手間を相当かけなくては釉薬の美しい、売られているような器は期待できません。小生、きれいな器が作りたくて、いろいろ釉薬を買ったり、棚板を作ってみたりしましたが、結局、あれこれ釉薬をつかった仕上がりをねらうより、自然灰柚(炭が燃えてできる灰が溶けて釉薬の代わりをすること)と焼き締め風のシンプルで豪快さと楽しさを合わせ持った、素朴な仕上がりに落ち着きました。自然任せの器が良いのです。ええ、何より精神的に。
七輪陶芸
番外編