はじめに
輸入食品が回避しにくい問題として、到着までに時間がかかるという点です。作物に含まれるビタミンCは時間の経過により徐々に含有量が下がっていく特徴があります。ここでは輸入品としてよく見かける絹さやについて輸入と国産の比較を行った結果をまとめています。
- 農民連食品分析センターで1997年5月に分析終了し、発表した結果です。
- インドフェノール法による分析結果になります。
結果
単位はmg/100gとなります。
| 産地 | 購入先 | 部位 | 総ビタミンC | 酸化型ビタミンC | 還元型ビタミンC |
|---|---|---|---|---|---|
| 愛知県 | 池袋西武 | 全果 | 96.4 | 5.9 | 90.5 |
| 鹿児島県 | ダイエー | 全果 | 97.1 | 5.4 | 91.7 |
| 愛媛県 | 池袋西武 | 全果 | 73.9 | 5.1 | 68.8 |
| 平均 | 89.1 | 5.5 | 83.7 | ||
| 中国 | 東武ストア | 全果 | 65.4 | 3.7 | 61.7 |
| 台湾 | マルエー川口 | 全果 | 42.2 | 3.4 | 38.8 |
| 中国 | クリーンストア | 全果 | 53.0 | 4.2 | 48.8 |
| 平均 | 53.5 | 3.8 | 49.8 | ||
| 輸入／国産品 平均比 | 1.67 | 1.45 | 1.68 | ||
解説
- 国産の絹さやのほうがビタミンC含有量が1.5~1.7倍程度多いことがわかります。
より詳しく情報を知りたいときは
まず以下までお電話をください。
農民連食品分析センター
TEL：03-5926-5131
FAX：03-3959-5660
Email power8@nouminren.ne.jp