自然環境中で分解する事がほとんどなく、永遠の環境汚染化学物質とも呼ばれるPFAS(ピーファス)。近年、日本でもその汚染による影響が懸念されています。生産者と消費者の立場で検査を提供してきた農民連食品分析センターでは、これらの課題に積極的に対応するため、新たに土壌のPFAS検査コースを開設しました。
この検査コースでは、土壌を対象にしたPFASの一斉分析に対応しています。品質管理のためのスクリーニング試験のほか、地域の課題解決を目標とした調査、研究など様々な場面で柔軟に検査対応ができるようにしています。
なお、非営利であり、市民運動、研究、教育などの立場で、調査研究が目的の利用では、特別価格での対応が可能な場合があります。調査目的などを記入した適用要請書 を記入の上、ご相談ください。
各地でPFAS汚染の影響を受けた飲料水を飲むことによる健康影響が懸念されています。この検査コースでは、河川水、水道水、地下水などの水試料を対象にPFASの一斉分析をおこないます。
・納期:10~18営業日
PFASは、肥料や土壌にも含まれているという報告があります。検出が認められる条件下で農産物を生産することで、農産食品からもPFASが検出されることが懸念されています。
・納期:10~18営業日
土壌を対象に一斉分析を実施します。河川や湖沼、宅地、工業用用地などの土壌に対応します。また、農作物作物の栽培に欠かせない田畑の土壌管理や状況把握などを目的とした検査にも活用下さい。
・納期:10~18営業日
近年、下水汚泥肥料の利用が推進されています。資源の有効利用という点で期待されている一方、PFASが下水汚泥肥料から検出されているという指摘があり、その影響が懸念されています。このコースでは、下水汚泥肥料を対象にPFAS一斉分析をおこないます。
・納期:10~18営業日
検査コース | ![]() |
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PFAS
7成分
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一般価格 募金会員 35,000円 |
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PFAS
3成分
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PFAS
2成分
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その他のPFAS関連分析 |
別途、お問い合わせください。 | |||
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非営利の市民団体、教育機関、研究機関の場合、その目的によっては、特別な価格での試験対応をおこなうことがあります。私どもの施設は、限られた資金で運営されているため、すべてのご相談についてご対応することは難しいですが、まずは計画している調査プロジェクトの目的や規模、予算などをお知らせ下さい(>>適用要請書![]() |
*検査費用の払込手数料はご負担ください。私たちの施設は、募金により設立されています。活動の趣旨をご理解のうえ、ご利用と応援をお願いいたします。
飲料水の入っていた500mLのペットボトルをご用意下さい。本数が多いなど、容器の用意が難しい場合は、分析センターから容器をお送りすることも可能です(有償)。必要な場合は、ご連絡ください。 採取の際は、容器を分析対象の水で、2~3回共洗いした後、500mL程度採水して下さい。
農産食品の場合は、汚染のないきれいな袋にいれてお送りください。袋の用意が難しい場合は、分析センターからお送りすることも可能です(有償)。必要な試料量は、200g以上です。
土壌試料は、200g以上ご用意いただき、きれいなポリ袋にいれ、宅配便などでお送りください。試料を入れる容器などが必要な場合は、こちらからお届けすることもできます(有償)。 底泥やスラッジなどのような特殊な試料については、事前にお問い合わせください。なお、検査終了後、土壌試料は、着払いでご返送をさせていただいております。ご了承をお願い致します。
下水汚泥肥料の試料は、200g以上ご用意いただき、きれいなポリ袋にいれ、宅配便などでお送りください。試料を入れる容器などが必要な場合は、こちらからお届けすることもできます(有償)。検査終了後、お届けいただいた下水汚泥肥料が多量であった場合は、着払いでご返送をさせていただいております。ご了承をお願い致します。
※注意点※
1. 高濃度のPFASで汚染されていることが想定される試料の場合は、事前にお知らせ下さい。高濃度のPFASを含有試料が他の検査の妨害をすることがあります。
2. 検査終了後、土壌や下水汚泥肥料は、着払いでご返送をさせていただいております。ご了承をお願い致します。
03-5926-5131までお電話ください。打ち合わせなしで、試料を送られた場合は、検査ができないことがあります。お打ち合わせ後、PFAS用分析依頼書(PDF版
/ Word版
)に必要事項を書き、メールまたはFAX(03-3959-5660)にてご送付ください。サンプル発送の際は、忘れずに分析依頼書を同封してください。
下記の住所宛に宅配便(冷蔵)にてお送りください。
〒173-0025 東京都板橋区熊野町47ー11
一般社団法人 農民連食品分析センター
電話 03-5926-5131 FAX 03-3959-5660
非営利の市民団体、教育機関、研究機関の場合、その目的によっては、特別な価格での試験対応をおこなうことがあります。私どもの施設は、限られた資金で運営されているため、すべてのご相談についてご対応することは難しいですが、まずは計画している調査プロジェクトの目的や規模、予算などをお知らせ下さい(>>適用要請書
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農民連食品分析センターは、1996年に多くの農業者や消費者の募金により設立された背景を持つ世界的にも珍しい分析施設です。募金による設立のため、企業や行政などの影響を受けることなく、独立した立場で活動を行っています。
1996年の設立以来、私たちの調査活動は、募金で運営されています。正直なところ、私たちの活動に必要な財政は厳しいところにあります。消費者や農民の立場に立った活動を続けていくためにも、みなさんからの支援が欠かせません。
分析センターを支援していただく会員「分析サポーター会員」の募集をしています。年会費一口5,000円以上で、サポーター会員になることが出来ます。私たちの活動を支えてください。よろしくお願い致します。