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サンプルの希釈

 前のページでおこなった粉砕で倍率通り希釈できた場合は、必要ありませんが、ブロッコリーのようにビタミンCの極めて高い野菜では、5倍希釈が前提です。前のページの処理を5倍希釈でおこなったとすると、ブロッコリー100gにたいして400gのメタリン酸を加えなくてはいけなくなります。これははっきり言ってメタリン酸の無駄遣いです。なので、そうしたビタミンC濃度の高い野菜は、前のページの処理をおこなってまず2倍に、そしてこれから以下に説明する手順で希釈をします。とくにココではマイクロチューブを使うことで、洗い物とサンプルスケールを少なくしています。必要のない場合はこの処理は飛ばします。

1.マイクロチューブに計りとる

ブロッコリーを例に説明しますと、ブロッコリーのようなビタミンCの濃い野菜の場合は早見表によると、5倍希釈が必要となっています。前のページの段階で、たいていの野菜は2倍に希釈されていることになるので、あと2.5倍すればよいことになります。なので0.6g計りとります。コレにメタリン酸をくわえて、1.5mlにすれば

0.6/1.5=2.5倍

になります。これで早見表にある5倍希釈が達成できたことになりますね。


小松菜のように2倍ですむ場合は、とばっとチューブいっぱいにまで野菜ジュースを入れてしまいます。2のステップは飛び越えてください。

2.メタリン酸で希釈

前で書いたとおり、メタリン酸をくわえ、重さを1.5gにします

3.できあがり




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