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プロジェクトのこと

 このところ 、ミツバチが減っていることを伝える報道が聞こえるようになりました。その原因の一つとして、ネオニコチノイド系農薬と呼ばれる殺虫剤が、使用されるようになったからではないか、と研究が始まっています。自然と共にあるのが農業ですから、農薬が原因だとすると心配です。仕組みやきまりを検討していかなければいけません。

 ミツバチが減っている原因はもう一つあるといわれています。それは,蜜源や花粉源が減っていることです。農村は一見、自然豊か、蜜源豊かに見えますが、単一作物での栽培が多くなり、ある時期には、ミツバチが喜ぶ植物がたくさんあっても、その時期を過ぎてしまうと、餌集めが難しい環境になってしまうのだそう。こうした場所では、蜂たちは疲れてしまいますし、農薬散布によるダメージから群を回復するのも難しくなってしまうでしょう。

 私たちに何ができるかを考えたとき思いついたのは、ミツバチたちが喜ぶ蜜源を、一年中用意してあげられないかということでした。一年を通して蜜や花粉が集められる環境がもっとあれば、元気に暮らしていけるかもしれません。農村に住む農家さんには空いている土地のどこかに、住宅街に住むひとたちにはお庭や鉢植えに、ミツバチが喜ぶ植物を植えてあげたら、いいことが起きるかもしれません。

 取り急ぎ、ミツバチたちが好む植物で、1年間、花をリレーできそうな種を、農家の目線で選びました。本当は、地域にある在来植物を選びたかったのですが、それはまた次のステップ。まずは本当にミツバチたちが訪問してくれるかを、みなさんの力をお貸しいただきながら、確かめたいと思います。皆様の参加をお待ちしています。

みつばちかだんプロジェクト
一般社団法人農民連食品分析センター
農民運動全国連合会女性部
農民運動全国連合会青年部