店頭で販売されるお米のなかには、新米と銘打たれているにも関わらず、鮮度の劣化したお米や古米が混ぜられ、販売されていることが報告されています。農林水産省による定期的な抜き取り調査や私たちの市場調査などでも、そういった商品が見つかることがあります。
米の鮮度簡易判定キットを使用しますと「米が新鮮なものかどうか」また「新鮮なものに鮮度の低下したお米が混ぜられていないか」を簡単に、わかりやすく調べることができます。
古米か新米か、何年産のお米か、のような判定ができるキットではありませんが、お米の美味しさに大きな影響を与える「鮮度」を調べることで、お米の保管方法について考えたり、鮮度の異なるお米が混ぜられているかを調べることで、単一の原料米からできあがっているものかどうかを確認するのに役立てることができます。
判定キットには「pH法」と「グアヤコール法」の2種類があり、それぞれ特徴があります。用途に応じて、どちらかをお選びください。よくわからない場合は、「pH法」をおすすめします。
「pH法」は精白米でも玄米でも検査することができるオールマイティなキットで、判定結果もわかりやすく入門者向きのキットです。「グアヤコール法」は、農産物検査法に記載されている玄米の鮮度試験に利用される方法です。なお、グアヤコール法で、精白米を試験すると、精米歩合が高いお米では、新鮮なお米でも鮮度の悪いお米として判定される場合がありますので注意が必要です。
どちらのキットも、1キット2,500円で、試験20回分の鮮度判定液と実験に必要な器具類がセットになっています。
身の回りにあるジュースの果汁表記を見ると、様々な種類のものがあることに気づきます。100%のものから、40%、20%、10%...なかには無果汁の物まであります。さて、果汁の量は違っているにもかかわらず、どのジュース(または清涼飲料水)を飲んでも、とてもおいしく楽しむことができるのはなぜでしょう。
その仕組みを考えてみましょう。果汁がほんの少ししか入っていない清涼飲料水は、本当は「薄味」のはずです。たとえて言うなら、喫茶店で飲み切ったオレンジジュース。コップの氷が溶けると、底に味の薄いジュースができますよね。低果汁のジュースは本当はそのぐらいの味のはずなのです。でも、どの商品を買って飲んでもおいしい、これはどうしてなのでしょう?わたしたちは、その仕組みを知っているでしょうか?
このキットは、20%の低果汁オレンジジュースまたは無果汁炭酸オレンジジュース(正確には炭酸飲料)を、自分の手で作って体験できるキットです。このキットを通して、なぜ低果汁、無果汁なのにおいしいジュースが作れるのか、また食品添加物の働きを学習することができます。
キットには食品添加物の酸味料(クエン酸)3包、糖類(ガムシロップ)3個、香料(オレンジエッセンス)10ml、50mlビーカー1個が入っています。3回分の実験ができるキットです。キットの他に100%のオレンジジュースとかき混ぜるための割り箸は、別途ご用意ください(炭酸ジュースキットの実験もされる場合は、炭酸水の用意も必要です。)
キットの詳細は、こちらの人工オレンジジュースキットマニュアル(PDF)を参考にしてください。
1996年から流通が始まった遺伝子組換え作物。現在は、膨大な数の品種が流通し、私たちの生活に入り込んでいます。このキットは、遺伝子組換え作物が、組換えられた遺伝子によって、植物体内に作り出す特定のタンパク質を検出する簡易検査試験紙と実験に必要なチューブなどをセットにした物です。
操作は簡単です。遺伝子組換えかどうか調べてみたい作物をすりつぶし、水を加えてよく混ぜます。できあがった試験液に、キット同封の試験紙を差し込めば5~10分で判定結果が出ます。
現在、こちらで扱っているのは、遺伝子組換え大豆(ラウンドアップ耐性大豆)用検査キット、遺伝子組み換えナタネ(ラウンドアップ耐性、バスタ耐性)用検査キット、遺伝子組換えナタネ(ラウンドアップ耐性、バスタ耐性、モンサント社のBt毒素生成)用検査キットです。いずれも、一つのキットで一回だけ検査ができます。
※コロナなどの影響もあり試験紙の価格が変動しております。現在の価格はお問い合わせください
以下までお電話をください。 注文数、希望されるキットの種類、お送り先などをお教えください。
農民連食品分析センター
TEL:03-5926-5131
FAX:03-3959-5660
Email power8@nouminren.ne.jp