そばを打とう2-ベニヤでのばそ-

 できあがったそば団子をのばします。プロとか、つなぎのあるそばや水加減の正しいそば、粉の細かいそばなら、棒でのばしたときに縁が割れたり、表面にひびが入ったりはしないみたいですが、10割そばなうえ、所詮、独学ど素人のやることですので、縁割れ、ひび、乾きなどぼこぼこです。ま、そんなモンだと妥協してすすめます。

えと、カメラにそば粉がつかないようにとビニールをかぶせたら、背景が白いのも手伝って、写真が暗くなってしまいました。
とりあえず、白い紙を貼ったベニヤの上に打ち粉をまんべんなく振りかけのばしておきます。ちゃんとやっていないと、延べ棒でぐいぐいやった後、紙にくっついてはがれなくなってしまいます。無理してはぐと裂けちゃいますので、必須です。

真ん中に団子をおき、親指の付け根で、ゆっくりと押しつぶしていきます。すこし縁の方が厚くなるようにしておいた方が安心です。所詮素人仕事なので、縁がだんだんひび割れてぼこぼこになっていきますが、本当はそんなことではダメダメなんだと思います。
ほどよい厚さに押しのばしたら、ここでもう一度打ち粉をしておいた方がいいです。

いよいよ延べ棒の登場です。職人ぽくしゃっしゃとのばしていきます。コツは四角形にのばしていくことです。なので棒の使い方は写真のようではなく、長方形の対角線を頭に入れて、その方向に棒を動かして、のばしていくようにします。不思議と四角くなっていきます。

ある程度のばしたらまた打ち粉をまんべんなく、忘れずに。

見るも無惨なぼこぼこ状態ですが、四角くのびています。エアコンの効いた25度の実験室では乾燥が早く、作業が難しいです。厚さは、人間が思っているより、厚いことが多いので、手触りをよく感じながら、できる限り薄くした方がよいかと。
折りたたみます。いや、折りたたむというか、折り切れたという感じになってしまいました。ぼこぼこ、ぶちぶちです。折り方には幾種類かタイプがあるそうですが、さっぱりわからないので、適当におりました。本当なら一本になるはずなのでしょうが、おったところで切れてるので、かなり短いそばになるのが容易に想像つきます。すすれませんきっと。
そばを切ります。包丁で細く細く。手早く。ここがかなり楽しい行程。あと性格がでます。
切ったそばの断面がくっつかないように、ここでも打ち粉を打っておきます。
完成。とりあえず、土鍋に戻して、フタをして乾かないようにしておきましょう。

しっかし、折り曲げたそばが2枚3枚とくっついてぶっといそばになって・・・。打ち粉不足。




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