■七輪釜で焼き上げる

食えるか食えないか決まる分かれ目。

七輪の様子をうかがいましょう。たぶん十分に暖まっているはずです。七輪の縁に小さなチーズをのせて、それがあっという間に溶けてしまうようであれば、十分すぎるぐらい暖まっています。

まず、ピザをのせる前に、一度下の口からドライヤーで空気を送り込み、炭や七輪にたまった灰を飛ばしてしまいます。

上の七輪をはずします。七輪が熱くなっているのでやけどしないように注意します。軍手も溶けるときがあるので、注意します。

写真は結構な量の炭が入っていますが、結果的に、真ん中の大きな炭は必要なかったようです。

火力ありすぎ。

で、魚焼き用の丸い金網をのせ、その上にスライドさせるようにして、まな板からピザを移動させます。

が、なんとこの時点で、ピザ生地が柔らかくなっていたようで、のせようとしたらすこし裂けました。

裂け目から流れ落ちるチーズとソースがもうもうとした煙となって・・・。

写真を撮ったりと時間をかけすぎてしまったのがまずいようです。ソースを塗ったらスピード勝負なのか。

見えます?

チーズが鍾乳洞状にたれ流れています。うわー。

がまんがまん。

駐車場で野球をする、電気屋さんの親子にみまもられながら、いや、正確にはせかされながら(笑)

おにーちゃん、まだ?」

の声に、答えるべく、上の七輪をはずし・・・・。

予想以上にうまそうな仕上がり。チーズはジュージューいってるし、見た目は完璧本物のピザだ。

うまそう、うまそう。

どう?スゲーうまそうでしょ?

が、裏側が大変なコトになっています。

生地が真っ黒焦げなのです。

落ちたチーズが炎と煙を作り、火力をパワーアップさせ、どんどん生地を焦がしていった様子。

さくさくしていて美味しそうなのですが、とても食えそうにありません。まして子供には・・・。

大惨事の様子。網のうらではこんなコトに。
仕方ないので、電気屋さん親子と表面の部分だけ食べました。ボクはとりあえず焦げていない生地の部分にチャレンジ。全粒粉だけあって、香ばしい!それにさくさくしてうまい!それだけにものすごく悔しい。

ナントカ成功させてやる!!

そんなわけで、リベンジ戦に突入。



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