昔々のこと。Mac OSが、OSのドナルド、じゃなかった、なんだっけ、そうそう、カーネルとかいう部分を、UNIXベースのDarwinに変わって、Mac OS Xになりました。それ以来、NeXTの柔軟性に、堅牢、ネットワークサービスに強いというUNIXの裾野の広さの恩恵を受けながら、Mac OS Xはサーバー事業の期待も背負って歩きました。Windows陣営に、いつも後塵を拝していると感じていたMacユーザーたちが、Macで安価にスパコンが組めるというXgridが大人気、OS Xのサーバー部門に胸をときめかせていたというのは、もうすっかり過去の話。

　気がつけば、クリックで手軽にiOSやMacと親和性の高いサーバー運用ができるということでデビューしたServer.appは、サービス縮小、恩恵を受けていたユーザーたちは、路頭に迷う時代になりました。ちなみにUSBケーブルを挿そうとすると決まって、向きが逆でイライラさせられるのは、Podcast Broadcasterのデータを失い、まくらを濡らした人ののろいだそうです（嘘です、今思いつきました）。

　中小オフィス向けサーバーを誰でも簡単に作れる、そんな位置づけのServer.appの提供はなくなりました。しかし、その向こう側には、かつてと変わらないパワフルな環境が引き継がれています。これを使えば、ちょっと小さなオフィスや自宅サーバーなどを運用ことができるでしょう。

　このサイトは、漢字Talk時代からりんご味の煮え湯を幾度となく飲まされ続けた猫舌の人が書いています。押し入れは、HDI-30pinのSCSIケーブルとか、なに用だっけこのモニタケーブル？みたいなもので一杯です。嫌いなものはリンスインシャンプーです。