港湾地域周辺に自生する遺伝子組換えナタネの調査結果(2008)

>08/9/24更新

調査と結果について

 農民連食品分析センターでは、遺伝子組換えナタネが港湾周辺や関連工場などのある地域で生息しているという情報をもとに、2005年からこの現象の生息調査を開始しています。2008年は合計141個体を採取し、48個体の遺伝子組換えのナタネの自生を確認しました。

 以下に、2008年度の農民連食品分析センター「遺伝子組換えナタネ調査隊」と一般参加者のみなさんによって集められた調査結果の詳細を公開しておきます。

 今回の調査では、各地域とも対策の効果と考えられる状況を確認することができましたが、その一方、なぜここに生えているのかわからない場所での検出もありました。こうした予測外の場所での検出理由について解析をしていく必要があると考えられました。また今回は今までの判定方法では対応が難しい個体が見つかったこともおおきな課題であるといえます。簡易試験で陽性反応が出ても既存のプライマーでは組み換え体と判定できない個体、その逆に簡易試験は陰性反応でもPCR法による判定では陽性となる個体などが見つかっています。これらは交雑種(スタック品種)と予想されます。現在これらの個体の確認試験に取り組んでいます。

2008年9月24日現在分析継続中

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