1996年、農民連食品分析センターは、生産者と市民の募金によって日本の食を守る砦として誕生しました。設立以来、機器や設備のほぼ全てを市民からの募金や寄付により稼働を続けてきた世界でも珍しい分析施設です。しかし、開設から28年を超え、機器や設備が老朽化が進み、様々な場面で更新が求められる状況に追い込まれつつあります。今年8月には、ついに農薬検査に欠かせないガスクロマトグラフ質量分析計(GCMS)が老朽化により稼働困難となってしまいました。
GCMSは、輸入食品の監視をはじめ、国産農産物の品質と生産技術向上のための検査に18年休むことなく活躍してきた装置です。この装置を失えば、検査・監視能力が大幅に低下することは避けられません。
いま、農民連食品分析センターは存続の危機にあるといえます。検査能力を失ってしまえば、私たちは役割を果たすことができません。代替装置の導入と設備の更新がすぐにでも必要な状況にあります。現在、緊急で、代替機購入の手配を進めています。それには2025年2月までに機器購入資金が必要です。新たな装置の導入が実現できれば、農薬の検査能力をこれまで以上に向上させることができるだけでなく、近年、課題となっている有機フッ素化合物(PFAS)の検査でも大幅な検査能力の強化が可能となります。
募金で活動する唯一無二の分析施設存続と機能強化のためのみなさんのご協力をお願い致します。
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郵便振替口座から直接、募金をしていただくこともできます。この場合は、払込用紙の通信欄に「GCMS募金」と忘れずにお書き下さい。また、住所、電話番号は、省略せずにお書き下さい。
まず以下までお電話をください。
農民連食品分析センター
TEL:03-5926-5131
FAX:03-3959-5660
Email power8@nouminren.ne.jp