スデオキシニバレノールは、小麦や大麦などの麦類をはじめ、トウモロコシなど穀類に発生する赤カビ病に由来するカビ毒の一種です。摂食すると、嘔吐や食欲不振などの健康影響を与えることがわかっており、生産において発生を防ぐ取り組みなどが求められます。日本では、デオキシニバレノールには、基準値として1.0 mg/kgが設定されています。近年、高温や多湿がの天候が続く傾向があり、各地では栽培時の発生を防ぐための注意喚起が行われている状況です。
この試験は、イムノクロマト法による検出を行い、検査試料が1.0 mg/kgを越えるデオキシニバレノールを含有しているかどうかについての判定、基準値超過していないか確認するものです。具体的に何ppmの含有があるのか、といった定量性はありませんが、極めて簡易、迅速、安価な手法のため、とにかくデオキシニバレノールによる汚染の有無や急ぎで結果が必要な場合に、役立つ試験となります。
必要なサンプル量は、原則100g以上としていますが、用意が困難な場合はご相談下さい。
通常、お手元に報告書・成績書が届くまで、試料到着日から7~10営業日程度となります。結果のみ、すぐに確認したい場合は、一度お問い合わせください。結果について、暫定的なお知らせができることもあります。
営利目的で、特にお急ぎの場合は、特急検査指定が可能です。料金につきましては、ご相談ください。非営利目的の場合では、ご事情を伺いして、対応を致します。
まず、03-5926-5131までお電話ください。打ち合わせなしで、試料を送られた場合は、混み合っているなどの理由で検査ができないことがあります。受け入れ打ち合わせ後、分析依頼書(リンク)に必要事項を書いて頂き、FAX(03-3959-5660)にてご送付ください。資料送付の際は、その分析依頼書を同封して送ってください。