Oct 14, 2007

Mac OS Xでファイルサーバー-WebDAV SetupPack編

Panther tiger tiger



 Mac OS X10.3や10.4および10.5にWebDAVファイル共有サービスを起動させるのに必要な設定をしてくれる「WebDAV SetupPack for Mac」を作成しました。
 このインストーラパッケージを利用すると、すごろくのようなステップで「パーソナルウェブ共有サービス」にWebDAVファイル共有機能を追加することができます。


2007.11.5 Mac OS X 10.5 (Leopard)に対応しました。(2007.11.5)

注意
新しくWebDAV SetupPack for MacRC13をリリースしました。これからインストールするユーザーはWebDAV SetupPack for MacRC13のほうを利用してください。

 WebDAVファイル共有サービスはMac OS X(PantherやTiger)の「パーソナルウェブ共有機能」を応用したファイル共有サービスです。「パーソナルウェブ共有機能」は本来、SafariなどのブラウザにWebページを表示させる機能を提供してくれるものですが、FTP、AFP、SMBのようなファイル共有機能を追加できるように設計されています。安全で、OSを問わない手軽なファイル共有機能として注目されています。MacやWindows間でのファイル共有、iCalの個人カレンダー共有などに利用することができます。

 このインストーラパッケージは、Digest認証形式のアクセス制限されたWebDAVファイル共有フォルダを作成しますので、ある程度安心した通信ができます。





ファイルをWindowsとMacで共有したり...


iCalのカレンダーを共有できるようになる。



インストールされるもの

 このインストーラは、アプリケーションフォルダに「WebDAV_SetupPack_for_Mac」というフォルダを作ります。フォルダの中には、「WebDAV_Setup_Script」と「WebDAVユーザー追加」、「WebDAV設定アンインストール」という名前の3つのアップルスクリプトがインストールされます。ほかに、セットアップに必要なファイルが収まった「apache2」フォルダ、「command」フォルダ、「module」フォルダ、「html」フォルダがインストールされます。「apache2」フォルダにはMac OS X 10.5用の設定ファイルがはいっています。「comannd」フォルダにはfinkから取り出したmd5sumコマンドファイルが入っています。「module」にはApache_1.3.33から取り出し、コンパイルしたmod_auth_digest.soモジュールが入っています。「html」にはWebDAV共有フォルダに接続ミスした際に表示させるhtmlファイルが入っています。


インストールの前に

 この作業では以下のステップがすんでいることを前提に進めていきますので、取りかかる前に次のステップをすませておくと便利です。



必要なもの

  • Mac(Mac OS Xを搭載しているもの。ここは10.4.x(Tiger)で進みます)
  • やる気
  • セキュリティーへの配慮
  • インターネットを構築してくれた方々への畏敬の念
  • 中高速回線
  • 自己満足



WebDAV SetupPack for Macのダウンロード

まず、「WebDAV SetupPack for Mac」をダウンロードします。これがないとなにもはじまりません。

  1. 右のメニューからDownloadsを選んで、「WebDAV SetupPack for Mac」を探します。






  2. ページ下の「WebDAV_SetupPack_for_Mac_RC1.dmg」をクリックしてダウンロードを開始します。





  3. ダウンロードが始まります。




  4. ダウンロードが終わるとデスクトップに「WebDAV_SetupPack_for_Mac.dmg」とそのイメージドライブ「WebDAV_SetupPack_for_Mac」が表示されます。




  5. イメージドライブをクリックすると以下のようなウィンドウが出ます。



  6. インストーラーパッケージアイコンをクリックしてインストールを開始します。



  7. あとはインストーラの指示に従ってインストールを終了させてください。

    続けるを押して先に進みます。


    認証を求められたら対応して完了させます。



WebDAV Setup Scriptの起動

インストールが完了すると、自動的にWebDAVの設定を手伝ってくれるAppleScirptが動き出してくれます。その指示に従って作業を完了させていきましょう。インストールした後、今すぐ設定を完了させたくない場合は、AppleScriptはアプリケーションフォルダのWebDAV Setup Pack for Macというフォルダの中にありますのであとでそこから起動させて作業を完了させてください。

  1. WebDAVファイル共有設定お手伝いスクリプトが起動します。スタートを押して先に進みましょう。




  2. いくつか解説と注意書きがでますので、よく読んで先に進んでください。

    とか


    とか




  3. いくつか注意書きを読むと作業開始です。「続ける」を押して先にどうぞ。




Step1 Mac管理者権限の実行

  1. ここから先の作業にはあなたがMacの管理者である必要があります。あなたがMacの管理者であるかどうかを確認します。



    管理者ならOKを押して先へどうぞ


  2. OKを押すと管理者のパスワードを求めるダイアログが出ますので、管理者名とパスワードを入力して対応してください。



  3. 無事、認証されれば、このステップは終了です。




Step2 DAVフォルダの作成

 あなたが共有したいフォルダに名前をつける作業です。共有するときのURLの一部にもなりますので、わかりやすくて、個性的な物がよいです。

  1. OKを押して先に進みます。



  2. 共有するフォルダに名前をつけてください。半角英数字に限ります。

    ここでは例としてmydavとつけました。


  3. 名前をつけるのがうまくいくと以下の表示になりますので先に進みます。




Step3 WebDAVフォルダへのアクセス制限設定

WebDAVフォルダに世界中の誰でもがアクセスできては困りますので、限られたユーザーだけがアクセスできるように制限をします。ここのステップではそのユーザー名とパスワードを設定します。

  1. OKを押して先に進みます。



  2. 共有フォルダにアクセスするユーザー名を決めます。半角英数字に限ります。

    ここでは例としてhogehogeと入力しました。


  3. 次にそのユーザーのパスワードを決めます。半角英数字に限ります。

    ここでは例としてsukinapasswordと入力しました。


  4. ユーザーの作成を実行するにはMacの管理者パスワードが必要になりますので、認証を求めるダイアログが出ます。管理者名とパスワードを入力して対応してください。



  5. 「アクセス制限設定に成功しました」と表示されればStep3は終了です。
    なお、このパスワードの設定に失敗することがあります。動作確認でWebDAVフォルダに接続できない場合は、このページの最後にある「うまくいかないとき」を参考にしてみてください。

    このパスワードを忘れそうなときはアプリケーションフォルダからユーティリティフォルダを開いて、キーチェーンアクセスに登録しておくと安心です。自身のない人はめんどくさがらずに登録しておきましょう。



Step4 設定ファイルのチェックと修正、追記

 WebDAVを「パーソナルウェブ共有機能」に組み込むため、 設定ファイルに修正と追記を行います。この作業は途中で中断せず、最後まで進んでください。

  1. Step4がスタートします。



  2. トラブルを避けるため設定ファイルにすでにWebDAVを有効にする設定がかかれていないかをチェックします。



  3. チェックをパスすると以下の表示が出ます。でたら安心してOKを押してください。



  4. WebDAVを組み込むための作業には管理者パスワードがいります。認証を求められたら対応してください。



  5. 設定ファイルの修正、追記作業が終了の表示が出れば、オッケーです。

    設定が終了するまで少し時間がかかることがあるのでゆっくり待ちます。



Step5 設定ファイルの文法ミスチェック

  1. 先ほどおこなった修正、追記にミスがなかったかをチェックします。



  2. 「チェック実行」を押して合格するかテストしてください。



  3. 合格と出たら、ほっと一息というところです。ここまでくればもう心配はありません。あとはWebDAVを起動させるだけです。




Step6 パーソナルウェブ共有の起動

  1. いよいよパーソナルウェブ共有を起動させます。同時にWebDAVファイル共有も利用できるようになります。



  2. 「起動」を押します。



  3. 認証を求められますので対応します。



  4. 無事に起動できれば、WebDAVの設定作業はすべて終了です。あとは動作確認です。

    これで心拍数のあがる設定作業はすべて終了。イヤッホー。



Step7 WebDAVフォルダ接続テスト

 今、作成したWebDAVフォルダに接続できるかをテストしてみましょう。

  1. OKを押して出てくる指示に従いましょう



  2. 「接続テスト」を押して先に進みます。



  3. 「WebDAVファイルシステムの認証」ダイアログが出ますので、先ほど設定したユーザー名とパスワードを入力してOKを押します。



  4. なお、パスワードエラーWebDAVフォルダに接続できない場合は、このページの最後にある「うまくいかないとき」を参考にしてみてください。


  5. デスクトップにDAVフォルダが表示されれば接続は成功です。



  6. 接続URLに関するメモが出ますのでよく読んで覚えておいてください。




Step8 動作確認

 作成したDAVフォルダに書き込み、読み込み、削除などができるかテストしてみます。これができないとはじまりません。

  1. Step8がはじまります。あくまでおまけのステップです。



  2. 読み書きテストを行うようにメッセージが出ますので、ためしてみてください。



  3. デスクトップに適当なファイルを作って、ドラッグアンドドロップできるか、ゴミ箱に捨てることができるか、開いたりすることができるかなどをいろいろためしてみてください。



    iCalでも保存できるかどうかをためしてみましょう。


    iCalでのWebDAV共有については以前のログを参考にしてみてください。
    WebDAVでiCalのカレンダーを共有しよう


動作確認

実際にWebDAVファイル共有が利用できるか試してみます。WebDAVフォルダにはFinderから簡単に接続することができますのでやってみましょう。接続するのは今設定を有効にしたMacからでもかまいませんし、LAN内にあるほかのMacからでもかまいません。またddo.jpなどのドメインを持っているなら、自宅のMacからでもできます。

  1. システム環境設定の共有からパーソナルWeb共有を有効にします。



  2. Finderメニューの「移動」から「サーバーへ接続...」を実行します。



  3. 接続するサーバーのアドレスをhttp://をつけて以下のように入力します。

    今設定したMacで動作確認をするならこれ。



    LAN内等から設定をすませたサーバーに接続するには「サーバーのIPアドレス」の所にサーバーのIPアドレスを入力。



    ddo.jpのドメインを持っているならこういう入力もありです。


  4. 入力したら接続ボタンを押します。



  5. 接続が始まります。



  6. 接続すると認証を求められますので、前のステップで設定したアカウントとパスワードを入力し、OKを押します。



  7. デスクトップに"dav"という名前のネットワークディスクがマウントされます。

    いやほーーーーっ。




  • なお、WebDAVフォルダに書き込むファイルは半角英数字の名前の物だけにしておいた方がよいです。Windowsから開こうとすると文字化けを起こしてしまい、思わぬトラブルの素になります。


  • 以上ですべての作業は終了です。このスクリプトにもし何か必要なことなどありましたらフォーラムの方に書き込んでみてください。




  • うまくいかないとき

    WebDAV Setup PackRC1およびRC12を利用してインストールをおこなった際に、パスワードが正しく設定できずWebDAVフォルダにアクセスできないことがあります。

    いくつかご連絡をいただいていて、なにか対策をと試行錯誤しているのですが、まだまだのようです。なぜなのかわからないのですが、お使いの環境によって、改行の有無など、実行結果がかわってしまうようで参っています。スクリプトの見直しか発想の転換が必要そうです。



    パスワードが違うと出て、うまく接続できなかったときは、ターミナルから次のコマンドを入力して、パスワードを改めて設定してみてください。

    sudo htdigest -c /Library/WebServer/davpass/.htdigest 'WebDAV' 使用したいユーザー名

    実行すると、WevDAVフォルダで使いたいPasswordを2回尋ねてきますので、間違えないように入力します。これでうまくいくようになると思います。


    それではお疲れ様でした。





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