Nov 19, 2006

Mac OS XでBlog環境を作ろう-Pivot1.30.2編-

Panther tiger


 手軽にページを作成、公開、共有できるBlog。大手サイトに登録すれば簡単に自分のブログを持つことができますが、時には、「ああ、広告いらないなぁ」とか、「もっと容量がほしいなぁ」とか、「レイアウトもっといじりたいよ」なんて思うこともあるわけです。

 いままでに、サーバーにしたMac OS XにP_BLOG、WordPress MEといったBlogエンジンをインストールして、自前のブログ環境を作る方法を考えてきました。これらを動かすためには「MySQL」が必須となっているため、なかなか取っつきにくいというところがありました。ここでは、MySQLを使わず、phpだけで動作するBlogエンジン「Pivot」をインストールして、Mac OS X(PantherやTiger)に、お手軽なBlog環境を作っていく方法を考えていきます。



Pivot http://www.pivotlog.net/
Pivotでオリジナルブログを作ろう



 MySQLはとても信頼性が高く、高速なデータベースソフトウェアです。この機能を利用して動作するP_BLOGやWordPressなどのブログエンジンはパワフルなものなわけですが、一方で、とりあえずブログを持ちたいなぁ、なんてときに、「えーと、MySQLをインストールして、パスワード決めて...phpMyAdminいれて...データベースつくって、configファイルが...。」なんて、あれこれやっているとそれだけで疲れてしまったりするものです。Unixに詳しくならずにすませたいー、なんて思っている人にはハードルが高いようです。

 ブログエンジン「Pivot」は、MySQLを利用せず、phpだけで動きます。このため、Mac OS Xでは、ダウンロードして、適切な設定をしてあげるだけで、あっというまにブログ環境を作ることができます。またテンプレートなども多く、手軽に見た目を変更できるというメリットもあります。




管理画面:機能豊富です



MySQLナシで動く多機能、軽快なブログです。


 ここでは、Pivot本家さんで配布している「Pivot1.30.2-RipperSnapper」を、私がMac OS X用のインストーラーパッケージにしたものを使用して、お手軽にブログ環境を作成する方法を記載していきます。より最新のPivotを使用したいとか、ソースからちゃんと見てインストールしたいという人は、Pivot本家さんを訪問してみてください。


2007.2.22
Pivotの新しいバージョンPivot1.40.1-Dreadwind-をMac OS X用のインストーラーパッケージ「Pivot 1.40.1 インストーラ for 仲間内RC1」として公開しました。インストールに関しては旧バージョンの「Pivot 1.30.2 インストーラ for 仲間内RC1.3」と変わりありません。Pivot自体の機能は、1.3xから1.4xでかなり強化されています。




 なお、この作業では以下のステップがすんでいることを前提に進めていきますので、取りかかる前に、最低限、次のステップをすませておかないといけません。



必要なもの

  • Mac(Mac OS Xを搭載しているもの。ここは10.4.x(Tiger)で進みます)
  • Safariまたはシイラ、Firefox、Internet Explororなどのブラウザ
  • やる気
  • オープンソースコミュニティへの応援
  • セキュリティーとプライバシーへの配慮
  • インターネットを構築してくれた方々への畏敬の念



PivotのMac OS X用インストーラをダウンロードする

 まず、Pivotをダウンロードする必要があります。ここでは、私が仲間内ように作成したPivotのMac OS X用インストーラーをダウンロードして、インストールしていきますが、もし、あなたがUNIX的な基礎知識があったり、もっと最新版がほしいなどという場合はPivotさんのWebページを訪れて、そちらで配布されているファイルを利用してください。また、荘でない人も、一度はPivotさんらのページを訪問してみてください。なにかお手伝いできることがあるかもしれません。

  1. まず私のサイトの右側にあるメニューからDownloadsに移動します。


    細かいことは気にしない人は、以下をクリックでダイレクトダウンロードします。
    Pivot 1.40.1 インストーラ for 仲間内RC1


  2. ダウンロード一覧ページが出ます。中から「Pivot 1.30.2 インストーラ for 仲間内RC1.2」を探します。

    *現在配布している最新版は「Pivot 1.40.1 インストーラ for 仲間内RC1」になっています。




  3. Pivot1401_installerRC1.dmgをクリックしてダウンロードします。

    レッツダウンロード!


    2006年11月19日まで公開していた「Pivot1302_installerRC11.dmg」または「Pivot1302_installerRC12.dmg」をダウンロードしてインストールした人へお知らせ。「Pivot1302_installerRC11.dmg」でインストールしたファイルはアクセス権の設定が十分でなくうまく動きません。一番上のディレクトリ「pivot_Rippersnipper」の所有者、グループ、その他のアクセス権を「読み込み/書き込み」に変更してください。または、新しいバージョンのインストールを試してみてください。
    「Pivot1302_installerRC121.dmg」をインストールした人は、管理者を設定する前に、いきなりログイン画面が出てしまいます。この場合は「Pivot1401_installerRC1.dmg」をインストールし直してください。ソーリー。



  4. ダウンロードが始まります。



  5. 無事ダウンロードが完了すると、デスクトップにイメージディスクがマウントされます。



  6. ダウンロードの作業はこれでおしまいです。



Pivotのインストール

 ダウンロードしたPivotはMac OS Xのインストーラパッケージになっているので導入が簡単です。ダブルクリックで後は指示に従うだけです。

  1. デスクトップのイメージディスクをダブルクリックして開きます。

    ダブルクリックして開くと...


    右上にあるのがインストーラパッケージ


  2. インストーラパッケージをダブルクリックしてインストールを開始します。



  3. インストールが始まります。中身を読みながら、とりあえず「続ける」を押してどんどん先に進みます。





  4. この画面が出たらAgreeを押して先に進みます。




  5. インストール先を選ぶ画面が出てきたら、慎重に進みます。



  6. 一番下に「このディスク上でインストール先のフォルダを選択できます。」とあります。ここの「選択」を押します。



  7. インストール先を指定する画面が出ますので、自分のホームフォルダの、「サイト」フォルダを選択してください。選択したら「開く」を押して先に進みます。



  8. インストール先が「サイト」になっていることを確認します。確認したら続けるを押して先に進みます。



  9. 次の画面で「インストール」を押して、いよいよインストール実行です。



  10. インストールが始まります。



  11. 無事インストールされたというメッセージが出れば、インストール作業は終了です。




Pivotの設定

 これでPivotはもう動作する状態になっています。ただし、「パーソナルウェブ共有」をオンにしておくのを忘れないでください。

  1. 自分のホームフォルダの「サイト」フォルダを開いてみます。そのなかに「Pivot_Rippersnapper」という名前のフォルダがあることを確認します。*Pivot1.401をインストールした人は「Pivot_Dreadwind」という名前になっていますので注意。

    ホームの中の...




    あった、あった。


  2. このフォルダの名前を好きな名前に変えてしまいます。この名前がURIに影響しますので、わかりやすくてかっこいいのがいいと思います。ここでは例としてmyblogとしました。

    このままだと長すぎてURIを入力するのが大変。


    こんな具合に変えます。


  3. Safariを開いて、つぎのURIを入力します。

    http://127.0.0.1/~自分のユーザー名/さっき決めたフォルダ名/pivot/

    たとえば、こんな具合にです。私のMacのユーザー名はnamahageで、さっきフォルダの名前をmyblogに変更したので...

    http://127.0.0.1/~namahage/myblog/pivot/



    自分のドメインネームを持っているならそれでもよいです。

    http://mydomain.ddo.jp/~namahage/myblog/pivot/

    などのようにです。


  4. URIを開くとSetup画面が出ます。

    おおおおおおお!


  5. Pivotの管理者になるユーザー名とパスワード、メールアドレスを入力します。ここでは例として、ユーザー名をhogehoge、パスワードをsukinapasswordとにゅうりょくしました。

    パスワードは忘れないようにします。忘れないようにキーチェーンに登録しておくとよいです。


  6. 次にサイトの名前と言語の設定をします。ここでは例としてサイトの名前を「なまはげ農園」と入力してあります。言語はもちろんJapanese (UTF-8)です。




  7. 入力がすんだら「Proceed to login」を押して先に進みます。



  8. 日本語のログインウィンドウに切り替わります。おおおー。



  9. 先ほど入力したユーザー名とパスワードを入力してログインします。



  10. 管理画面が開きます。

    いやっっほー。



Pivotに自分の使うblogを作成する

 まず、Pivotに自分のブログを作成します。

 Pivotは、一つで複数のブログを作成、管理するようにできています。また、ブログへの書き込みをするユーザーの設定も事細かにできるように設計されている優れものです。MovableTypeみたいです。

 なので、Pivotにブログを一つ作って、これを複数のユーザーで管理、投稿していくマルチユーザーな使用方法や、Pivotにブログをユーザーごとに作成して、それを各個人が管理、投稿していくブログサービスとしての方法など、高機能な使い方もできます。

  1. 「管理メニュー」に進みます。





  2. 「ウェブログ」メニューに進みます。





  3. 「My weblog」に進みます。




  4. ウェブログの作成・変更ステップ(1/3)が開きます。自分の作りたいブログにあわせて内容を記入していきます。設定項目がたくさんありますが、とりあえず最低限設定しておく必要があるのは、「ウェブログ名」、「ペイオフ」の二つです。あとはそのままでオッケーです。入力がすんだら「実行」を押して先に進みます。





  5. ウェブログの作成・変更ステップ(2/3)が開きます。今のところ設定しなくてもよいので、いじらずに先に進みます。



  6. ウェブログの作成・変更ステップ(2/3)が開きます。ここもほとんど設定しなくても大丈夫です。先に進みます。

    とりあえず設定するなら、コメントの「あて先」のところ。ここに自分のメールアドレスを入れておきます。またスパムメール対策をするなら、その他の設定のところ「メールアドレスのエンコード」を「はい」にするぐらいですか。ただし、ここを杯にすると、メールソフトによっては正しくメールを送れなくなります。


  7. 設定などがすんだら「作成」を押します。



  8. 設定が更新されましたと出ればオッケーです。



  9. 次にページの一番上、「フロントページの構築」を押します。



    フロントページが作成されます。


  10. 自分のブログを作成する作業はこれで終了です。



ブログの動作確認

 設定がすんだブログが動作しているか確認をします。

  1. ページ左下にある自分のブログへのリンクをクリックします。



  2. 先ほど作成と設定をした自分のブログが表示されます。

    うおーーー、かっこいーー。



  3. これでBlogは完成しました。ちなみにブログのURIは以下のようになります。友達に教えたりするときはこれを教えてあげます。

    http://あなたのドメインネーム/~自分のユーザー名/ブログのフォルダ名/
    たとえば
    http://mydomain.ddo.jp/~namahage/myblog/
    などのようにです。


  4. これですべての作業は終了です。ここから先の作業はおまけです。ブログでの投稿になれている人には必要ないと思います。お疲れ様でした。



おまけ-記事の投稿をしてみる-

  1. 試しに新しい記事を投稿できるか試してみます。上のステップで開いた管理画面をもう一度開きます。

    http://127.0.0.1/~自分のユーザー名/さっき決めたフォルダ名/pivot/




  2. 新規エントリを選びます。



  3. 記事を書きます。イントロダクションとボディの使い分けは、長い記事の時、イントロダクションには、記事のはじめのあたりを数行、ボディにはその続きを書きます。すると、表示がスマートになります。



  4. 左から「太文字」、「イタリック」、「リンク」、「イメージ挿入」、「ポップアップイメージ挿入」、「ファイル挿入」です。



  5. 画像を挿入してみます。ポップアップイメージ挿入で行うと便利です。この機能は大きな画像もサムネールをつけて表示してくれるものです。貼り付けしたい画像を選択して、アップロードを押します。うまくアップロードできたら「サムネールを編集」をクリックして、どの辺をサムネールとして使用するかを決定します。すべての設定がすんだら「実行」を押します。



  6. サムネールを作成する画面が出ます。数値を入力して大きさを決めるか、右下に黄色いハンドルをドラッグして切り取りたい大きさに設定します。設定したら「creat thumnail」を実行します。



  7. サムネールができたらCloseを押して閉じます。



  8. イメージの挿入ウィンドウに戻って、「実行」を押します。



  9. カーソルのあった場所に画像を挿入するタグが入ります。



  10. 記事を書き上げ、トラックバック、カテゴリなどを設定したら、「エントリの確認」または「エントリの投稿」を押して記事を完成させます。



  11. 記事の投稿がうまくいくと成功した旨を伝えるメッセージが出ます。



  12. 管理ページ左下のリンクから、トップページを表示させてうまく投稿されているか確認します。




    おお。
    イントロダクションに入力した部分だけがトップページに表示される。文章の後ろの(次へ)をおすと、ボディに入力した部分もすべて表示されます。



うまく動かない場合

 まず、システム環境設定から共有を選んで、「パーソナルウェブ共有」が動いているかを確認してみてください。よくあるのはまちがえて「パーソナルファイル共有」を動かしてしまっていることです。

 私が作成した古いインストーラ「Pivot1302_installerRC11.dmg」または「Pivot1302_installerRC121.dmg」は、アクセス権の設定にミスがありました。これが原因の可能性があります。この場合はより新しいバージョンのものを試してみてください。


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