Oct 27, 2005

Mac OS XにFinkをインストールしよう

Panther tiger


 使いやすくて血圧に優しい、そんなMacOSXのもう一つの魅力は膨大なUNIXソフトウェアを使うことができることだと思います。オープンソースウェアとして草の根の活動から育ってきたUNIXのソフトウェアをMacでも活躍させたい、そんな気持ちもあったりなかったり。

 でも、コマンドラインは苦手、へたくそにインストールしたらなんだかシステムおかしくなったりしない?心拍が高まります。そんな心配を払いのけてくれるのがFinkだと思います。面倒なコンパイルも設定もインストールも、一手に引き受け、管理してくれる優れたツールです。ここではFinkをMacに導入するための手順を考えています。



 MacOSXにFinkをインストールしておくと、MySQL、OpenOffice、Gimpなんていうメジャーなソフトウェアも、手軽に取り入れることができるようになります。

もし可能なら、Finkをインストールする前に、Xcodeのインストールをすませておくことをおすすめします。XcodeはMac OS X PantherのCDに付属しています。

必要なもの

  • Mac(Mac OS Xを搭載しているもの。ここは10.3.x(Panther)で進みます)
  • コンソール(console)アプリケーションフォルダ>ユーティリティフォルダの中にあります。
  • Safari(またはShiira, Firefox, Mozilla, Omniweb, iCab, Camino, InternetExploreなど)
  • やる気
  • オープンソースコミュニティへの感謝
  • セキュリティーへの配慮
  • メールというシステムへの感謝と協力意識
  • インターネットを構築してくれた方々への畏敬の念



Finkのダウンロード

  1. Fink Projectを開きます。


    Fink Projectさんらのトップページへ

  2. 左側のメニューからダウンロードを選びダウンロードサイトに移動します。自分のOSのバージョンにあったファイルをダウンロードします。ここではMac OS X10.3.9(Panther)で話を進めていきますので、version0.7.2を選択します。Mac OS X10.4.x(Tiger)をお使いの人はversion0.8を選択してください。



  3. ミラーサイトに移動していきますので、適当なところからダウンロードを実行します。



    クリックして先に進んで、しばらく待つと自動的にダウンロードが始まります。


    ファイルサイズが大きいので結構かかりますけどじっくり待ちます。


  4. Safari等の設定にもよりますが、ダウンロードが終了すると自動的にデスクトップにFink Installerのイメージディスクがマウントされます。同時にウインドウも開きます。

    ブラウザの設定が自動マウントするようになっていないときは、自分でダウンロードしたファイルをダブルクリックしたマウントさせてください。

       


  5. Fink 0.7.2 Installer.pkgをダブルクリックしてインストールを実行します。





  6. インストールチェックがありますのでとりあえず続けるを押します。




  7. チェックがすんだら、続けるを押して先に進みます。



  8. 大切な情報もちゃんと目を通しておきます。続けるを押して進みます。使用許諾書もありますのでこれも同様にします。



  9. システムディスクにインストールを選択して続けるを押します。

    うわ、ディスクの空きが...。


  10. インストールを実行します。管理者パスワードを要求されますので、そのときは対応します。



    途中いくつか指示が出ますが、指示通りに対応すれば大丈夫です。すいませんキャプチャし損ないました。


  11. インストールが完了したら、インストール先のディスクを開いてみます。swというフォルダができているはずです。このフォルダができていればFinkのインストールは成功です。



  12. 以上でFinkのインストールは終了です。これでUNIXの膨大なソフトウェア群に手が届くようになりました。



FinkCommanderを起動する

 Finkを利用してUNIXソフトウェアをインストールするにはいくつか方法があります。たとえばコマンドライン等です。コマンドラインは苦手(私はそうです)という人のためにFink Commanderというソフトウェアが用意されています。FinkCommanderを利用すると、表示される一覧の中から、使いたいソフトウェアを選び、実行をするだけで、UNIXソフトウェアをインストールすることができます。スゲー。

  1. Finkのインストーラーがはいっていたイメージディスクの中からFinkCommanderというフォルダを探します。



  2. FinkCommanderのフォルダをアプリケーションフォルダにコピーします。



  3. アプリケーションフォルダにコピーしたFinkCommanderのフォルダを開いて、FinkCommanderをダブルクリックして起動させます。



  4. FinkCommanderが起動します。
    リスト形式でインストールできるソフトウェアが表示されます。Statusはインストールされた状態を示します。正しいとCurrentと表示されます。 Nameはソフトウェアの名前です。InstalledはMacにすでにインストールされているかどうかを示します。Macにインストールされているかではなく、Finkからインストールされているかどうかを表示しています。またインストールされているものについては、そのバージョンが表示されます。

    ずらりと表示される。ウインドウのタイトルから現在2129のパッケージあり、そのうち26がすでにインストールされていると読めます。


    正しくインストールされているのはcurrentと表示され、そのバージョンが表示されます。


    MySQLもあったりします。


  5. 起動時にこんなダイアログが出ることがあります。これは新しいバージョンのFinkCommanderがあることを教えてくれているダイアログです。こんな表示が出たらDownloadをおして、FinkCommanderのページから新しいFinkCommanderをダウンロードしてくるといいと思います。



Finkをつかってみよう-パッケージインストール-

Finkをつかってパッケージをダウンロード、インストールする方法です。FinkCommanderをつかうとリストから選択するだけで簡単にUNIXソフトウェアをインストールできます。インストール方法には二種類あります。PackageでのインストールとSourceからのインストールです。Sourceのほうが更新が楽ですが、コンパイルに時間がかかるのと、Xcode(DeveloperTools)のインストールが必須となります。詳細はFink Projectを参照してください。ここではパッケージでのインストールを試しています。

  1. アイコンからの操作でたいていのことができます。



    これを押すと選択したパッケージをインストールします。
    これを押すと選択したパッケージをSourceからインストールします。Xcode(Mac OS XのCDに付属)がインストールされていないと使えません。
    インストールされているパッケージを削除します。再インストールできる状態で。
    パッケージの説明をアップデートしてくれます。
    これを押すと、インストールを中断することができます。
    パッケージの情報を表示するウィンドウが開きます。作成者のページなども出ます。
    ファイルブラウザで開くとあります。私は使ったことがありません。
    メニューから環境設定をいじると、まだ安定版ではないパッケージもインストールできるようになります。そうしたパッケージを利用したとき、「安定動作してるよー!!」と、パッケージ管理者にレスポンスを届けることができるボタンです。Finkがより進歩していけるようにうまくいったときはできるかぎりの協力はしましょう。
    さっきの逆でインストールしたパッケージが利用できなかったことをパッケージ管理者にレスポンスを届けることができるボタンです。これは安定版でも安定版でないものでも報告できます。そうした事例に出会ったときは報告しておくと、あなたにとってもプラスになるんじゃないかと思います。


  2. 試しにUNIX(MacなのでDarwin版)の将棋をインストールしてみましょう。リストの中からxshogiを選びます。



  3. Packageインストールのボタンを押します。




  4. なんどか認証を求められますので対応します。




  5. ぱぱぱぱぱぱぱぱぱっとインストールが始まります。システムに必要だったり、足りなかったりするものもインストールしてくれています。

    X11がインストールされていなかったのでXfree86もインストールする準備をしてくれています。うわ。


  6. 途中こんなダイアログが出ることがあります。これは、インストールにあたって、あなたに確認したいことがある場合、表示されるものです。パッケージのインストールを完了するには"Accept default response"が選択された状態でSubmitすればパッケージのインストールが進みます。
    一番下の行に"Do you want to continue? [Y/n]"とあります。もう少し前から読むと、たとえば「インストールには上記のファイルがいるから、これから70.5MBの圧縮ファイルをダウンロードするよ。ダウンロードが終わったら解凍するとさらに58.1MBのディスク容量がいるよ。このまま続けてもいいかな?YesならY, Noならnと入力してくれないか?」ときいていたりします。通常"Accept default response"でSubmitすれば、イコールYってことになります。あえてこの問いにこたえるならEnter the following:にYと入力すれば同じ結果になります。とにかくよくわからなければAccept default responseのままSubmitします。

    特別な場合を除いて入力することはほとんど無い、とおもいます。


    この質問に答えるという意味。



  7. Finkのミラーサイトなどからインストールに必要なファイル群のダウンロードが始まります。ファイルサイズが大きい場合、時間がかかりますので気長に待ちましょう。


  8. ダウンロードが終了すると自動的に展開をはじめてくれます。



  9. 展開が終わると今度は自動的にセットアップをはじめてくれます。



  10. xshogiのインストールが終了しました。



    Doneとでれば終了です。


    無事インストールできているとStatusがcurrentになっているはずです。



動作確認

 UNIXソフトウェアを使うにはちょっとした前置きが必要です。例としてさっきインストールしたUNIX版(Darwin版)のxshogiを起動させてみます。

  1. まずアプリケーションフォルダにあるXDarwinまたはX11を起動させます。XDarwinは すでにX11(X11はMac OS Xに付属していたXcodeのCDを使ってインストールできる)がインストールされているとありません(たぶん)。X11もXDarwinもUNIXアプリケーションを使用するのに必要なソフトウェアです。



  2. XDarwinを起動させると以下のようなダイアログが出ます。これはUNXウェアをフルスクリーンで使うか、ウィンドウとして使うか選択してくださいという内容のダイアログです。ここはとりあえずウィンドウとして使おうと思うので「ルートレス」を選んでおきます。X11ではでません。



  3. ややのっそりした動作でXDarwin(またはX11)が起動します。



  4. 以下のコマンドを入力しリターンで実行します。

    xshogi


    オリャ!


  5. xshogiが起動します。Tigerではうまく起動しない場合があります(原因不明)


    日本文化満開。私は全く勝てません。飛車大好き。


    あれ?xshogiが開かないんだけど?そんなときはよく見ると、最小化した状態で起動している場合がありますので、良く探してxshogiをかいてあるところをクリック。


    ちなみにxshogiの終了はxshogiウィンドウ内のquitをクリック。


  6. Mac OS X10.4.x(Tiger)の場合、xshogiのインストールはうまくいっても、X11からは、xshogiの起動ができない場合がありました。(一瞬出て消える)TigerでXDarwinではなくX11をつかってFinkの動作確認を手っ取り早くすますならxshogiではなくてxgalagaをおすすめします。な、なつかしい。
    xgalaga
    と入力してもパスが通らない場合は、とりあえず、
    /sw/bin/xgalaga
    と入力してみてください。うまくいったら成功です。


    トラクタービーム待ちです。ある意味ほんとにXファイルかなぁと思う瞬間。
    Pathが通らなかった場合はFinkCommanderに含まれているPathSetupをダブルクリックしてみてください。(結局のところ、X11からはこれでもだめでした)


  7. 動作確認がすんだらXDarwinを終了します。特に現在進行している作業がなければ、普通にメニューから終了を選べばオッケーです。終了をきくメッセージが出ますので「終了」を選んでください。





FinkをつかってUNIXソフトを削除する

Finkをつかってインストールしたソフトウェアは、Finkをつかって簡単に削除することができます。ここではさっきインストールしたxshogiを削除してみます。

  1. FinkCommanderからxshogiをえらびます。



  2. 削除を実行するアイコンを押します。





  3. 本当に削除して良いか確認するメッセージが出ます。"Remove"を選びます。



  4. 認証を求められますので対応します。



  5. 削除が実行されます。




  6. 削除が完了すると...



    となると完了で...


    リストテーブルでの表示もArchivedに変わります。


  7. 削除に関しての操作はこれで終了です。


Finkをつかってできること

  1. Image manipulation toolsのImagemagickやGraphics generation libraryのGD/GD2もインストールできます。





    べつにFinkを使わなくても、普通にMacOSX版のインストールパッケージをでインストールするのでもオッケーですが。参考まで。



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