だらだらと記憶に残らない日を過ごし、あっという間に3ヶ月。 昨日、中野で「アートムーチョ」をのぞいてきたんですが、アーティストの鈴木ちひろさん?・・・いや、鈴木ちさ、だったっけ、まー、なんかそんな感じ名前の人が売っていた、にょきにょきした人形の焼き物が印象に残りました。七輪で焼いたような風合いだったので、もしかして・・と聞いてみたんですが、答えはノーでガクっ。手に取ってみると、あー、確かにこんなうまくは焼けねーわなー。 でも、ご自身も2度ほどチャレンジしたことがあるんだそうな。七輪陶芸挫折者発見です。 つーことは、この人、自宅に使ってない七輪が二つ転がってるってことですかね? 「つ、使ってないんだったらください。」 ってのは、結局恥ずかしいのでいえるわけもなく。 マイクで自己紹介されてる最中に話しかけたうえ、勝手にしゃべりまくった手前、手ぶらで帰るのもアレなので小さな耳かきを購入。500円。なにげによいできで満足。こういうものは希薄な100円ショップでは買えないものなのだ。 で、一流アーティストの方々があつまってるトコをふんふん、をーをーいいながら、ぐるっと一通り回ってみると、結構な刺激になるというかなんというか。こういうときの帰り道はきまって、無駄なイメージトレーニングってヤツを繰り返して、あげく「オレもしかして、ものスゲーうまくなってるかも?」みたいな馬鹿もーどになります。できもしないくせに。 そんなこんなで三ヶ月ぶり、いや四ヶ月ぶりの七輪陶芸。 |
ひねろうと思ったのですが、結局めんどくさくなって、焼き残しの器を焼く。苔玉用の予定。
七輪がくたびれ気味。熱もれがひどい。湿気もかなり吸ってるみたい。
白い煙がでなくなって、上七輪が暖まりはじめたら、ドライヤースタート
だいたい一回目は温度が上がらない。今回もすでにそんな雰囲気が。
真ん中で器が赤熱してます。わかります?まだ1000度ぐらい。炭の残りを具合からすると、もうだめだ。
ドライヤーを近づけて温度上昇を祈ります。
で、結果。非常に物足りない。焼き締めが足りない。あげく冷め割れアリ。底は温度が上がりすぎてあぶくだってる(これはキライじゃないけど出方が中途半端だ)。もっと還元が効いて渋い暗赤色に灰柚がかかるようなできをねらったのにこの有様。むーぅ、とりあえずポトスの色には合いそうだけど。気が向いたらもう一度焼こう。
懲りずに二回目。
毎度のことながら、外真っ暗なんだけど。
順調に温度が上がっています。ドライヤーはほどほどに。
1200度ぐらい。金色。1200度超えると急に雰囲気が変わります。七輪が溶け始めるのか、瞬間的に音のないとろりとした空間で満たされます。この空間はやるものしか味わえない。ちなみにのぞくと顔毛が燃えます。チリチリに。
んで、結果。リボンはにわちゃんカップ。底は灰柚がのっていい雰囲気。内側はちょっと物足りない。残念がながら冷め割れアリ。んーまあまあ満足。肉を薄く作ると七輪みたいな短時間焼成でも焼き締めがうまくいくような気がする。ただ冷め割れが問題。焼成終了後、上の七輪をとらずにゆっくりさませばオッケーなのはわかってるけど、その反面、七輪とくっついてしまうというリスクがあるので、悩みどころ。 いや、もしかして冷め割れが起きやすいのは、粘土が空気を含んでるから?小生、菊練りができません。ヘルプみー。 そうそう、二回目をはじめる前に、底にたまった灰と目皿に詰まった灰をドライヤーで飛ばしておくのを忘れた。これをやるのとやらないのとじゃ、火の周りが全然違うみたい。次は気をつけよう。 |
おまけ
リボンはにわちゃんの相方は悲しくもこの有様。ある日、洗っっていたら砕けました。む、無念。冷め割れの亀裂が原因か〜。マジ悔しい。