第6話
■秋晴れ、一気に収穫■
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「ヤッター!お米がとできた、私たちにもお米が作れた!!」この喜び、言葉にできません。
10月11日は最高の稲刈り日和。まっ青な秋晴れに恵まれて、一気に収穫が終わりました。参加者は森吉さん、八田さん、満川の三人。けれど今回の主役はコンバインを操縦する飯島行雄さんです。船橋農民組合組合長でもある飯島さんは受託稲刈りに追われて後回しになったご自分の田んぼは穂発芽している中で、私たちの田んぼを優先して稲刈りしてくださいました。
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前回は、雨の中の手刈りであんなに大変な思いをして、丸一日四人がかりで3畝しか刈れなかったのに、今回はコンバインが出動して、残り1反2畝を三時間で刈り終わってしまいました。しかも脱穀までしてしまうとは・・・「機械は偉大だ」・・・今回は腰も痛みません。
元々少なそうな収量はスズメの奴めにかなり先取りされていて、1反5畝で7俵ぐらいのようです。もち米で、今年の天候の悪さの中で、反あたり、4.5俵。初挑戦としては大満足です。
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今回収穫したお米は、船橋農産物供給センターで乾燥して預かっていただいています。さて、このお米、どうしようか?船橋センターの方々は、産直米として引き取ってあげるよ、と言ってくださっているのですが、餅にしてお祭りで売ろうと、おこわにすればもっと高く売れるなどと、はたまた皮算用ばかりが先行しています。
でも、ここまで一人ではとってもできませんでした。仲間がいたからこそ、炎天下の草取りも、雨の収穫も楽しかったと思うのです。そして、田植えから収穫まで、船橋農民組合のたくさんの方々の力をお借りしました。言葉にならないたくさんのことを教えてくれました。
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前回はぜ干しにした分を脱穀して、モミを腹這いになって平らに広げた時、それは本当に「至福の喜び」でした。よっぽど広げたモミの上に大の字になって寝そべってみたいと思いましたが、お米は食べ物、我慢しました。収穫のこのうれしい気持ち、一生の宝物です。
(満川)
新聞「農民」1998/11/2
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