第3話
■急成長した雑草にたじたじ■
農民連本部で働く青年(四人)で始めた稲作りも、仕事や参議院選挙等々様々な「誘惑」で除草作業が中断し、大事な田んぼは草ぼうぼう。まわりと比べて貧弱な稲を見ていると手遅れかと思わせる様相ですが、とにかく草を取ろうと、7月19日、久しぶりに休暇を返上し、二瓶さんと私(筆者)の二人で二回目の除草作業を行いました。
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緑豊かなこの一体は、近所にある住人が時折散歩に訪れるのどかでのんびりした環境ですが、こうした環境とは裏腹に、草取り作業は非常に重労働。日頃体を動かさない私にとってはまさに地獄。加えて曇っていた雲が、昼頃にはよいお天気になり、汗だく、泥だらけになりながらの作業となりました。 |
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雑草と稲の乱立・・・(涙) | |||||||||||
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特に大きく育った雑草相手の除草作業は「ほんとーに大変」いくらやってもはかどらない。特に株間に生えたオモダカは稲と同じくらいに成長し、なぜもっと早く草取りをしなかったのだろうと後悔しきりでした。しかし、実際に除草したいくと、草の勢いもさることながら雑草に競り勝ってたくましく成長する稲の姿を確認することができ、大変心強く感じました。 |
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除草車。扱うにはこつが必要でした。 | |||||||||||
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さらに草取り後の田んぼはすっかりきれいになり、気分もすっきり。なによりも、前回紹介した鴨は巣立ちを確認できたことと、それに入れ替わるように飛来した白鷺を見ることができたのは収穫でした。 |
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水田の貴公子?走り屋? |
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こうして一日の作業を終え、真っ先に話したのはいかに除草の手間を少なくするかということ。「まだ雑草が小さいうちにしっかりやろうと」とか「動力付きの除草機を借りてこよう」などなど話にはずみ、今から来年の話になってしまいました。ただ田んぼの草はまだ残っており、次回は八月二日に除草作業を計画しています。前夜祭として、田んぼの畦で育ったエダマメをつまみにビールでいっぱいやる予定です。参加ご希望の方はご一報ください。 |
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(森吉)
新聞「農民」1998/8/3
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