第2話

手押し車で除草「きつかった〜」

 

 

 

 今回は草取りです。6月14日はザーザー降りの雨、二瓶さん、八田さん、私の3人で、紙の先まで泥んこになっての大奮闘でした。

 

    野ガモが卵を

 さて、久しぶりに田んぼに行くとか弱かった稲もちゃんと成長し、株も少し太くなっています。ところが田んぼは一面草ボーボー。畦はジャングルに・・・。なんとそのジャングルの中で野ガモが卵を抱いているではありませんか!母は強し、1メートルまで近づいてもビクとも動きませんでした。この前畦に植えた枝豆も生育順調、夏が楽しみです。

 ところで稲作初挑戦にして無農薬という「暴挙」にでた私たちでしたが、この日手にした武器は手押し除草車とこの2本の手。手押し車で取りきれない雑草は、腰をかがめての手取り作戦です。

 

    全身筋肉痛に

 白状すると、私はこの田んぼ作りをするまで、田んぼにはいったことがありませんでした。だから稲か雑草かはなんとか見分けがついたものの、抜いたと思ったら根が切れてしまったり、抜いた雑草をどうしたらいいのかわからない、そんな調子でした。この稲株よく育ってるなと思ったら、雑草が混じっていて、実はか細い稲しか残らなかったなんてことも。だんだん根気が続かなくなって、休み休みの作業に・・・。草取りをしながら、農家の方々をつくづく尊敬してしまいました。でも後ろを振り返れば抜いた場所は歴然ときれいでうれしく、田んぼの泥は、何とも言葉にできない、暖かい気持ちになりました。


 作業後いただいた枝豆のおいしかったこと、この枝豆といい、稲の苗といい、船橋農産物供給センターの方々にはお世話になりっぱなしです。翌日は、見事に全身が筋肉痛におそわれました。二瓶さんも「同じく」と言っています。

 

(満川)
新聞「農民」1998/7/6

 

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