■本焼成をしよう■

七輪陶芸の醍醐味、本焼成です。七輪から吹き上がる躍動感溢れる炎を見ながら、器を焼き上げます。目標温度は1200度。もっとも苦悩する行程でもあります。

七輪をきれいにする

七輪に写真のように灰が残ってると風の通りが悪いのでかならずきれいにします。素焼きが終わって、そのまま本焼成に突入する場合は忘れずに。

火をおこす
火のおこし方は「素焼きをしよう」の時と同じです。
炭をばんばん入れる

七輪の中に隙間無く炭を入れていきます。炭は多い方が安心なので、出来る限りたくさん入れます。ただし、粉みたいになってしまった炭をざらざらと入れると空気穴がふさがってしまうみたいで、あんまり良くありませんでした。大きい炭をほどほどに砕いて、詰め込んでいきます。

炭をばんばん入れる2

煙が上がってくると作業しにくくなりますが、そういうときは七輪の下の口を閉じてあげるとすこしマシになります。

器を炭のてっぺんにうまくのせる

器が落っこちないように上手にてっぺんにのせてあげます。

器は上の七輪にぶつからないように

上にかぶせる七輪とぶつからない高さと位置にくるように器をのせてあげます。


上に七輪をのせる

上に七輪をのせます。七輪が無いときは肉の厚めの鉄製菓子缶をのっけても良いそうです。ただし菓子缶は保温性に欠けるのでなかなか温度のコントロールが難しいです。


口は全開

七輪の下の口は全開にしておきます。始めに火をつけた炭の炎が自然に全体に回るまであとは待つだけです。急熱急冷は禁物です。

水蒸気

上の口に手を当てると、炭から出る水蒸気を感じます。メガネとかは曇っちゃいますね。水蒸気がこもってると良くないので上の口も全開にしておきます。

この状態でしばらく待ちます。



次のページ