農民連食品分析センターについて

 農民連食品分析センターは、1996年に多くの農業者や消費者の募金により設立された背景を持つ世界的にも珍しい分析施設です。

 1996年、日本がWTO協定に加盟したことを受け、日本の農業者はとてもおどろきました。これによって農産物輸入が増加することやその検査が簡略化されることがわかったからでした。そしてなにより消費者にそうした農作物が届くことについて強い不安と心配を感じていました。

 不安といわれる輸入食品について、科学的で中立な立場でデータを集め伝えたい、また国産農産物の品質を確かめたい、そしてよりよい食生活を家族ともちたいと願う消費者に情報を発信していこうと、設立に取り組みました。小さな農家の組織からスタートしたこの運動は、多くの農業者や消費者に支えられて、世界でもまれな分析施設として一歩を踏み出すことになりました。

 設立以来、学校給食パンのポストハーベスト農薬問題、漢方薬の残留農薬問題、割り箸への漂白剤使用問題などを明らかにしてきました。1998年、中国産冷凍ほうれん草の残留農薬問題発見は食品衛生法改定のきっかけにつながりました。

 私たちは、これからもずっと、農業と生活に密着した視点から情報を提供していきます。応援をお願いいたします。