この調査について


 2003年頃から、ナタネが輸入される港の空き地や道路脇などで遺伝子組換えナタネが自生しているというデータが、市民グループの献身的な活動をはじめ、行政からも報告されてきました。2005年には農民連食品分析センターでも、同様の結果を確認することができました。

 もしかしたら遺伝子組換えナタネが、知らないうちにあちこちで勝手に生えて、広がっているかもしれません。さらには日本のアブラナ科植物や農作物と交配して、組換え遺伝子がこっそりと入り込んでしまうのかもしれません。

 私たち農民連食品分析センターは、自然と肩を組みながら暮らす農家の一員です。この先、どうなってしまうのかがとても心配でなりません。まず今を確かめ、対策を作り出していく一歩につながるデータを各地から集めていきたいと考えています。

 調査に参加して、ぜひ自分の手で身の回りのナタネを調べてみてください。そして、この問題について考えるきっかけにつなげてみてください。



今までの調査結果
遺伝子組換えナタネ生息調査報告2005
遺伝子組換えナタネ生息調査報告2006
遺伝子組換えナタネ生息調査報告2007
遺伝子組換えナタネ生息調査報告2008




農民連食品分析センターについて

 農民連食品分析センターは、1996年に多くの農業者や消費者の募金により設立された背景を持つ世界的にも珍しい分析施設です。

 1996年、日本がWTO協定に加盟したことを受け、日本の農業者はとてもおどろきました。これによって農産物輸入が増加することやその検査が簡略化されることがわかったからでした。そしてなにより消費者にそうした農作物が届くことについて強い不安と心配を感じていました。

 不安といわれる輸入食品について、科学的で中立な立場でデータを集め伝えたい、また国産農産物の品質を確かめたい、そしてよりよい食生活を家族ともちたいと願う消費者に情報を発信していこうと、設立に取り組みました。小さな農家の組織からスタートしたこの運動は、多くの農業者や消費者に支えられて、世界でもまれな分析施設として一歩を踏み出すことになりました。

 設立以来、学校給食パンのポストハーベスト農薬問題、漢方薬の残留農薬問題、割り箸への漂白剤使用問題などを明らかにしてきました。1998年、中国産冷凍ほうれん草の残留農薬問題発見は食品衛生法改定のきっかけにつながりました。

 私たちは、これからもずっと、農業と生活に密着した視点から情報を提供していきます。応援をお願いいたします。