カテゴリー : レポート
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Apr 26, 2007
千葉港サンプリング&簡易試験2007版-VideoPodCast-
2007年3月3日ひな祭り。
今年最初の調査になった千葉中央港周辺のビデオです。
時期的にやや早いこともあり、花の咲いているナタネにはほとんど出会えず、道路の継ぎ目をつつくような、枯れ草をかき分けるような、そんな調査になりました。
簡易試験で、継ぎ目や枯れ草の隙間から採取されたナタネ18本のうち、12本が遺伝子組換えと判明、隊員一同、凹む様子も映っています。
画面がちょっと揺れますので、酔わないようにご注意ください。
ご感想などもお待ちしております。このあとビデオは「静岡清水港編2007」へと進みます。
( video/quicktime : 58.8 MB )
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Apr 20, 2007
第一回横浜港磯子区周辺調査
4月18日横浜港に調査へ行ってきました。
横浜港は、昨年、一般の参加者さんによる調査で、磯子区にある横浜動物検疫所付近から遺伝子組換えナタネが検出されています。
横浜動物検疫所は国道357号線に面している施設です。
ここから国道357号線を南に3キロほどすすむと、大きな製油会社さんに行くことができます。昨年検出された遺伝子組み換えナタネは、おそらくこの工場を出入りしているトラックなどからこぼれ落ちた種ではないかと予想されていました。
そこで、今回の調査では、搾油会社さんを中心に国道357号線沿いについて行ったところ、4地点で24検体のナタネを採取することができました。現地で簡易試験を行ったところ、いずれの地点からも遺伝子組換えナタネが検出されてしまいました。
24検体中、8検体が遺伝子組換えでした。グリホサート系4検体、グルホシネート系4検体です。私たちの予想より広い範囲で検出されたことになります。これにはかなり驚きました。
Apr 02, 2007
第一回静岡清水港調査
3月30日、静岡県清水港の調査に行ってきました。
昨年、私たちの調査では遺伝子組換えナタネの自生が確認されている地域です。
清水港は、搾油工場さんと試料会社さんでなたねの輸入が行われています。 いずれの会社さんもこぼれ落ち対策をとっており、その成果が徐々に現れているとされています。
今回の調査では、採取できたナタネは11本(うちカラシナ6本)となりましたが、簡易試験の結果、遺伝子組換えナタネが見つかってしまいました。
まだ不測の自生が起きているように思います。
今回は地元の生活クラブ生協さんの会員の皆さんと共同調査になりました。 調査隊初の共同調査で、ちょっとうまくやれなかったこともあったのですが、調査の成果は十分なものになりました。またとても楽しい調査でした。
千葉港のビデオが仕上がったらこちらもその様子を公開していきたいと思います。気長にお待ちください。
第一回千葉中央港周辺調査-検査結果-
3月3日に調査した千葉中央港の検査結果が出ていましたので報告します。
千葉中央港では、中央港付近から搾油工場さんまでを調査しました。
採取されたナタネは全部で25本。
時期的に早かったせいかいずれも花が咲いていないものでした。
ストリップテストによる簡易試験、PCR法による確定試験によって、
グリホサート系6本
グルホシネート系6本
という結果となりました。
遺伝子組換えナタネが12本検出されたことになりますが、いずれも、昨年とおなじ場所から採取されたものでした。先代の落とした種が発芽しているのかもしれません。
調査ビデオの公開はもう少し先になりそうです。
Mar 08, 2007
第一回千葉中央港周辺調査
3月3日ひなまつり。
今年初の調査にいってきました。
場所は千葉県中央港です。
毎年、遺伝子組換えナタネが見つかっているロケーションです。
今年は、生えているナタネの数が少なくだいぶ苦労をしましたが、やはり遺伝子組み換えナタネが見つかりました。
調査の様子はおってビデオで公開の予定です。
写真は、千葉市の市花「なのはな」です。
満開で市役所前がとてもきれいです。
Feb 22, 2007
神戸港サンプリング&簡易試験 遠征調査編6-VideoPodCast-
たいへん間をおいての更新です。ご無沙汰でした。
まもなく2007年の活動を再開します。
まだあるの?という感がありますが、
2006年の長期遠征調査5日目。
兵庫県神戸港、深江浜での遺伝子組換えナタネ調査のビデオです。
お天気はもうほぼ夏。冬用の装備で走り回っていたのですが、さすがに汗が止まらず、頭もボーッととなってしまうほどでした。
神戸まで南となると、ナタネの季節も終わっていたようで、採取できたサンプルは、1検体と大変少ないものでした。が、その簡易検査結果は「遺伝子組換えナタネ」となり、神戸港にも遺伝子組換えナタネが自生していることが確認できました。
神戸港での調査結果の詳細は以下のページを参考にしてみてください。
( video/quicktime : 55.9 MB )
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Aug 29, 2006
2006年度 生息調査結果報告
お待たせいたしました。
2006年度の遺伝子組換えナタネ生息調査結果がまとまりました。
この調査に参加していただいた方による調査数は53検体。
農民連食品分析センターの「遺伝子組換えナタネ調査隊」が行った調査数が121検体。
以上のようになりました。
私たちの生活圏にちかい地域で、遺伝子組換えナタネは見つからず、ホッと一息というところですが、港湾地域の汚染状況は相変わらずで、四日市港付近は内陸部まで広がっていました。
ほかにもいままで思っても見なかった場所で組換えナタネが生えているのを見つけたりと驚く事例もありました。
結果は下のリンクから見ることができます。
調査参加者さんによる報告のまとめ
遺伝子組換えナタネ調査隊の報告のまとめ
Apr 30, 2006
四日市港からの報告
三重県で調査をしていただいたYさんからレポートが届きました。四日市港を中心に、10本のナタネを検査したところ、なんと4本が遺伝子組換えナタネという結果になったそうです。
なにより、レポートと一緒におくってくださった写真には驚きました。
わかりますか?ナタネが真ん中に数本写っていますが、よく見ると、周りの雑草が真っ赤に枯れています。そして、線を引いたように、向こうの草は青々と生え残っています。どう見ても不自然です。
つまり...想像になりますが、
- この場所に、誰かが除草剤を散布した。
- 普通の草は除草剤によってかれてしまう。
- 真ん中のナタネは、遺伝子組換えナタネなので除草剤に枯れない
- ナタネだけが生えのこった。
そういう光景ということになります。
実際にYさんが簡易試験を行ったところ、ラウンドアップ(R)耐性のナタネであることが判明しました。
すごいナタネです。驚き。
Apr 15, 2006
横浜港サンプリングレポート
横浜港の調査は、大黒ふ頭周辺を中心に行いました。
レインボーブリッジが臨める工業地帯を、トレーラーの間に挟まるようにしての調査でした。
アブラナ科の植物は、思っていた以上にたくさん生えており、あっというまに袋がいっぱいになってしまうほどでした。
早速、現地で恒例のトラ験(車のトランクで簡易試験、の略)を行ってみましたが、検査した24本に、遺伝子組換えの反応があったナタネは、一本もありませんでした。
おおー!
Apr 14, 2006
横浜港サンプリングへいってきまーす
横浜港にサンプリングにいってきます。
横浜港はナタネの陸揚げがあるとされている港の一つですので、現地がどうなっているのかをちょっとだけ確認してきたいと思います。
遺伝子組換えナタネが生えていないといいのですが...。
天気もいいので快適な調査になりそうです。
Apr 05, 2006
鹿島港サンプリング
鹿島港にはアブラナ科の植物がずいぶんとありました。
比較的広い地域をサンプリングに回りました。
あちこちにナタネのようなものが生えていて、
「し、しらべきれない。」
と率直に思えるほどで、後半はもうぐったりでした。
現地で何本かを検査してみましたが、検出はゼロでした。
昨年に続いて、鹿島港は遺伝子組換えナタネを見つけることはない気がしています。
対策が進んでいるのだとすれば、すごいことだなぁと思いました。
検査結果は後日まとめて報告します。
Mar 29, 2006
ナタネのDNA抽出
千葉港で採取してきたナタネのDNAを抽出しました。
これからPCR法による確認試験に入っていきます。
新鮮なナタネからはたくさんDNAがとれますねー。
ちょっとうれしい瞬間です。
PCR法での確認試験-千葉港一回目のサンプル-
簡易試験で7本中4件の遺伝子組換えナタネが見つかった千葉港のナタネについてPCR法による確認試験をしました。PCR法は簡易試験と違って、ナタネの中に入っている遺伝子自体を検査しますので、正確な結果が分かります。写真のようなオレンジ色の光があるかないかを確認します。
今回はPCR法でラウンドアップの除草剤に耐性があるなたねなのかバスタに耐性があるナタネなのかを調べました。(こっそりオキシニル系についても)
その結果、簡易試験と同じく、7本中4本が遺伝子組換えで、うち
- ラウンドアップ系が2本
- バスタ系が2本
結構生えているんですねぇ...。
Mar 27, 2006
千葉港採取ナタネ簡易検査-VideoPodCast-
3月21日に千葉港で採取してきたナタネの簡易分析を行いました。
その試験の様子をビデオをとして配信しています。試験方法は配布しているキットと同じ(*)です。試験紙を差し込んで2本線が出れば陽性で、「遺伝子組換えナタネ」ということになります。
結果、7本中、4本が遺伝子組換えナタネで、その内訳は
2本がラウンドアップ(R)に耐性を持つタイプ
2本がバスタ(R)に耐性を持つタイプ
でした。
*配布しているキットはラウンドアップ(R)に耐性のあるナタネを検査するものですが、今回はこれに加えてバスタ(R)に耐性のあるタイプも検査しました。
( video/quicktime : 21.2 MB )
Mar 26, 2006
ナタネ簡易分析結果
3月21日にお出かけしたときの結果です。
前にもお知らせした通り、採取した7本中、4本が遺伝子組換えでした。
驚きました。
詳細は動画で配信する予定です。今週中頃ぐらいになるとおもいます。
Mar 22, 2006
千葉港サンプリング-VideoPodCast-
千葉港サンプリングのビデオポッドキャスティングをはじめました。
ナタネを採取するところなどを見ることができます。再生にはQuickTIme Player7が必要です。
このサンプリングで7点のナタネを採取して帰ってきましたが、今日、検査を行ったところ、なんと4点が遺伝子組換えナタネというびっくりの結果になりました。採取したナタネの中にはすでに種をつけていているものもあり、さやには黒い種が詰まっていました。
この続き「検査編」は後日配信の予定です。
( video/quicktime : 17.7 MB )
千葉港サンプリング報告(3月21日分)
ナタネのサンプリングにいってきました。
渋滞に巻き込まれてへろへろでした。
思いのほか生えているナタネは少なく、見つけるのに苦労しました。
時期的にちょっと早かったのか、そもそも少ないのかはよくわかりませんでしたが、目を皿のようにして探したところ、7本のナタネに出会えました。
去年、たくさん生えていた場所では一本も確認できませんでした。
だれかが抜いてくれているのか、ライフサイクルを獲得できなかったのかはわかりません。
生えていた場所は、どれも近接していて、ほぼ同じ道路上にありました。車との関連性を強く感じる結果となりました。
それから日本野球チーム、世界一おめでとうございました
今年も長期遠征調査を行ってきました。
パンツの中までびしょ濡れになるどしゃぶりに、三度も会うというあいかわらずの雨男ぶりを発揮しながらの調査になりました。
今回の調査地は、
の6ロケーションです。
岡山水島港、鹿児島港をのぞく、全ての地域で遺伝子組換えナタネが検出されました。 残念ながら陸揚げのある港では、こぼれ落ちによる発芽、生育が起きてしまっているようです。
検出場所を示す地図(KMLファイル)を以下に置いておきます。
名古屋港調査GMナタネ検出地点マップ20070501版
福岡港調査GMナタネ検出地点マップ20070502版
鹿児島港調査GMナタネ検出地点マップ20070503版
岡山水島港調査GMナタネ検出地点マップ20070505版
宇野港調査GMナタネ検出地点マップ20070505版
神戸港調査GMナタネ検出地点マップ20070505版
なかでも驚いたのは、福岡博多港箱崎埠頭でした。
そこかしこに遺伝子組換えナタネが生えているだけでなく、マンホールの隙間をまるで緑色にふち取るようにナタネがびっしりと芽を出している光景に出会いました。また、生協さんの話によると、ここから内陸部にも輸送がされているそうで、それを裏付けるように、国道3号線を太宰府方面に10kmほど向かったところにも遺伝子組換えナタネが見つかりました。なんとなく四日市港を思い出す状況でした。さらに岡山宇野港では、私たちの調査では初めての遺伝子組換えナタネ検出となりました。
駆け足の調査で、映像が少ないのですが、今回の長期遠征もビデオで公開できるようにがんばっています。どうぞお楽しみに。