Sep 02, 2009

2009年福岡県博多港周辺調査-長期遠征3日目第2港-

ポスト @ 12:17:45 | レポート


(国道3号線のフェンスで囲まれた中央分離帯でたわたに種を実らせた個体)

 5月4日におこなった福岡県博多港の調査です。長期遠征調査3日目で、早朝に岡山県水島港調査を終わらせ、その足で突撃という日程です。昔はこのぐらいは、何ともなかったのですが、このごろはやけに身にこたえます。腰痛、肩コリと激痛、メニエール氏病、金欠病と旅の伴侶が増えました。ビデオも記録程度にしか残せなくなりました。もう少し余裕を持った旅程が組めるとラクなんですが、なかなか。ポンコツバイクの方もお疲れのようで、オイル量チェック窓をのぞくとすでにオイルが半分以下に、チェーンも油切れのうえ、伸びきった状態になっていました。

 到着した博多港は、そんなコンディションに追い打ちをかける土砂降りでした。裏地が剥げ、防水は期待できないほどぼろぼろになったカッパを着込んでのあわただしい調査になりました。

 博多港は、生協さんらが精力的に調査をおこなっているロケーションです。輸入トン数は12万トンほどで国内7位となっています。他地域に比べ輸入量が多い港湾ではありませんが、自生の発生状況としては国内1位と呼べる光景が広がっていることが特徴です。

 運搬のこぼれ落ちが多いようで、アンローダー周辺や運送会社さん周辺に大量の自生が確認できます。今年は、一部清掃がおこなわれた場所もあるようで、昨年大量の自生が確認された場所がきれいになっていたりしましたが、港湾内全体ではあまり状況が変わっているとはいえない光景でした。ここの環境では、新規こぼれ落ちによる自生、子や孫個体にあたる自生が起きていると考えられます。

 福岡港は、以前、私達の調査で二つの異なる品種が交雑したと考えられる個体も確認されています。

 昨年の調査では、福岡港から南に延びる国道3号線沿いでも遺伝子組換えナタネが見つかっていました。なぜこれほど離れた地域で検出されるのかが、かなり気になっており、今年も調査をおこなってみました。その結果、ほぼ前年と同じと考えられる場所でナタネの自生を確認でき、そのうち数個体は、遺伝子組換えナタネであることがわかりました。いずれも港湾から5km、20kmほど離れた場所にあたります。

 新規のこぼれ落による自生なのか、子や孫にあたる自生なのかは、現時点では判断がむずかしそうです。ただ、自生場所がほぼ同じであること、フェンス向こう側や中央分離帯に自生している個体などを採取できていないことから、子や孫の可能性が高いのではと考えています。しかし、その一方で、前年に確認された個体とは遺伝子組換えのタイプが異なることもあり、結論をだすには、流通ルートの確認を含めた、より詳しい調査、もしくは情報提供が必要だと思います。

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