Apr 10, 2009

2009年横浜港磯子区周辺調査

ポスト @ 14:40:56 | レポート

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 4月8日、神奈川県横浜港の磯子区周辺で調査をおこないました。
2009年最初の調査でした。桜満開のいいお天気のなか、のんびりとした調査ができました。

 磯子駅周辺から調査を開始し、搾油工場さん周辺、八景島方面、火力発電所方面、横浜駅方面などの主要幹線沿いをひととおり歩き回りました。合計で18個体を採取しました。ナタネの黄色い花が見つかったのは、おおよそが例年と同じ場所でした。前年のこぼれ落ちがライフサイクルを形成していることがうかがえます。個体の特徴も共通しているように思います。いずれもセイヨウナタネというよりはカラシナの特徴を持っているものがほとんどでした。

 簡易試験の結果、2個体がグリホサート系除草剤に耐性のあるナタネであることが確認されました。

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 グリホサート系除草剤に耐性のあるナタネが見つかった場所は、三溪園前を通る産業道路沿いでした。2007年にも、この場初に近いところで遺伝子組み換えナタネが見つかっています。2007年にこの付近で確認された個体はグルホシネート系除草剤耐性を持つナタネでしたので、取り残しなどが生き残っていたものとは別と予想されます。これらと同時期にこぼれおち、見つからずに今日まで生き残っていたか、または全くの別ルートで自生していたと考えられる結果です。

 調査全体としては、確認できるセイヨウナタネの個体数がとても少なかったという印象です。

 これはこぼれ落ち対策がとられており、効果を上げてきているのではないかということ、また、いままで検出されていた遺伝子組換えナタネは、前年などの生き残りで、対策によって新たな供給源が断たれたため、次第に減ってきているのではないか、というが予想されました。

 ただし、今回も遺伝子組換えナタネは2個体見つかっています。検出場所は飼料工場さんがあるかもめ町方面からの道路が接続される場所であることから、搾油工場さん以外のルートにより新に供給されたものなのか、前年からの生き残りなのかについて興味深いところです。

 検出地点については後日地図で確認できるようにします。

[横浜港周辺調査のこれまで]
 横浜港周辺の調査は、2006年から。陸揚げ実績は毎年記録されているものの、調査や検出に関するデータが少ない地点でした。ところが、2007年に、一般参加者の方が動物検疫所付近で採取したナタネが遺伝子組換えであることが確認され、この地域でも自生が起きていることがわかりました。この結果を受け、調査隊は、急遽現地調査をおこない、8個体の遺伝子組換えナタネの存在を確認しました。その後の経過が気になっていましたが、2008年には遺伝子組換えナタネの検出は確認されませんでした。

Youtube:2008年横浜港調査ビデオ

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