Apr 18, 2014

遺伝子組換えナタネ生息調査調査報告2011

ポスト @ 11:27:56 | レポート,お知らせ

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 いまさらですが,遺伝子組換えナタネ生息調査報告2011レポートを公開しました。

2011年,原発事故に振り回される中,農民連食品分析センターの遺伝子組換えナタネ調査隊が動ける限りの範囲で得たデータをまとめ、解説したものです。(生協さんや他の調査グループの分は含まれていません)。

 財務省貿易統計によると、2010年1月から12月までに輸入されたナタネ関連品目の累計数量は、2344千トンとなっており、昨年より27万トンほど増加しています。その内訳は、カナダ215万トン、オーストラリア19万トン、ポーランド36トン、中国1トンで、例年通り、カナダが92%程を占めます。

 これらのナタネは、東京、横浜、千葉、鹿島、神戸、宇野、水島、大阪、名古屋、清水、四日市、博多といった12税関の管内から陸揚げされた記録が残っています。

 農民連食品分析センターでは、こうした記録を元に、2011年4月11日から6月3日にかけて、横浜港、千葉港、神戸港、宇野港、水島港、名古屋港、清水港、四日市港、博多港の9港を、さらに今年は福岡門司港を対象に加え、合計10港の調査をおこないました。採取個体の判定は、イムノクロマト法による簡易試験、PCR法による確認試験を組み合わせ、結果としました。

 今回の調査では、119個体を採取し、対象にした10港全てで遺伝子組換えナタネを検出しています。その合計数は86個体となりました。内訳は、グリホサート耐性が40個体、グルホシネート耐性が40個体でした。また今年も、簡易試験とPCR法による結果が一致しないナタネが6個体見つかっています。これらはいずれもグリホサート耐性で、簡易試験紙には陰性、またはわずかに擬陽性を示す程度にもかかわらず、PCR法では組み換え遺伝子が検出されました。

 各港湾の検出の傾向はおおむね例年通りでしたが、今回、門司港でグリホサート耐性の個体を初検出しました。博多港で小分けになったものが陸揚げされているのか、陸送されているかはわかりませんが、調査が必要と考えます。

 また今回は博多港以南の道路沿いを精力的に調査しました。これまで国道を利用して運送がおこなわれていると考えていましたが、今回、輸送とはまったく縁がない極めて細い一般道で検出がありました。この場所は、高速道路が高架になっている地点であることから、博多港は高速道路を利用した運送がおこなわれていると考えられます。

 今日、行政や第三者機関が、遺伝子組み換え作物の種子やそれを原材料にした製品の運搬経路情報の集約するまでには至っていませんが、今後、取り組みの実現を目指さなければいけないと考えさせられる結果となりました。 

 この簡単な報告書とあわせて,GoogleMapやGoogleEarthに検出結果と調査ルートをプロットしたものもご覧下さいしてください(2011年調査マップ)。


遺伝子組換えナタネ生息調査報告書2011版(PDF)

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