Dec 28, 2010

遺伝子組換えナタネ生息調査調査報告2010

ポスト @ 15:38:35 | レポート

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 本年度の遺伝子組換えナタネ生息調査報告2010レポートを公開しました。

農民連食品分析センターの遺伝子組換えナタネ調査隊と一般調査隊の皆さんからいただいたデータを集計したものです(生協さんや他の調査グループの分は含まれていません)。

 2010年は合計86個体を採取し、58個体の遺伝子組換えのナタネの自生を確認しました。

 今年の調査でも、例年同様、輸入実績のある港では、遺伝子組換えナタネの検出が認められています。各地域の全体的な傾向はそれほど変わっていないといえます。今回印象に残ったのは、これまで1度も検出のなかった岡山県水島港での組み換え個体が見つかったことでした。製造管理などがしっかりとおこなわれていると考えられていた水島港のような場所でも、輸入がある限りは自生が発生しうることがわかりました。

 また、PCRと簡易試験結果が一致しないナタネが5個体ほど検出されたこと、三重の河田先生のグループから預かった個体では、明らかにセイヨウアブラナではない植物から遺伝子組換え配列が検出されたことも印象的でした。

 MOP5/COP10直前に、農林水産省から発表された報告書では、遺伝子組換えナタネが交雑によって広がったりする可能性が極めて低い、としてまとめられています。わたしたちが、変わった個体を見つけるようになったのはここ2,3年ほどでした。今回の農林水産省の報告は平成18年から20年にかけてを総括したもので、私達がその現象に気がつき始めた時期とは重なっていないところがあります。このような個体が見つかる現象を真剣に捉えれば、まだ農林水産省の報告を結論として、飲み込んでしまうことは早い段階であると感じさせられています。幸いにして、農林水産省は今後も継続調査を続けていく姿勢を明確にしています。私達もその可能性について、今後も調査をする必要があると考えています。

 より詳細な分析結果リストなどをまとめたページは後日公開の予定です。


遺伝子組換えナタネ生息調査報告書2010版(PDF)

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