■梅にしそを

 6月になると赤シソがではじめます。

 シソを入れると色が赤くなります。シソの香りがつきます。入れずにつくる場合もあります。

赤ジソです。量は適当です。梅干し漬け用はちりめんとかいうヤツでうってます。今回はウチの主任の畑に生えていたものを届けていただきました。完全有機無農薬の赤ジソです。嬉。量は適当です。多い少ないで色の付き方が変わります。あんまり色が恋のが好きではない人は減らすとイイ?

うらが緑のシソは使わない方がいいんだそうですがこの際あまり気にせず使っています。(色が悪くなるか?)


市販のシソは結構な量の農薬を使って作られているものがあります。ちっさい虫がうじゃーってついたりするものですから。生の青シソでの検出例はいくつかあります。また検査例はすくないですけど梅漬けになってからまで残留していたことはまだありません。(まあ、これはもともと低農薬無農薬だったのかもしれませんが)

シソに塩をふります。今回は適当に振りました。

理想としてはシソの量の5分の1ぐらいですか?ここでは重さを全然量らず適当に振りました。梅がしんなりするのに必要な程度で。

浸透圧とかそういう関係を考えるとホントはいいのかもしれませんね。

がすがす音をいわせながら、力を入れてシソをもみます。容器はすり鉢みたいにガサガサしたのがいいそうです。ここではただの鍋です。

握ってみたり、
手の付け根で押してみたりします。
シソがもまれていくと黒紫の液体がたくさんしみ出してきます。灰汁だそうです。これは使いません、捨ててしまいます。写真見にくいですね。
シソが柔らかくなるまでもんだら(だいたいでいいです)、力一杯シソを絞って団子にします。
これが黒紫の灰汁(あく)。

色の正体はアントシアンという色素です。アントシアンはpHで可逆的に色が変わります。シソから採れるアントシアンは、酸性で赤色、アルカリ性で青色になります。ちょっとしたリトマス試験液みたいなものとして楽しめます。この灰汁に、お酢を入れると赤くなりますし、石けんの泡を入れるときれいな青色になります。ちょっとしたおもしろい実験です。



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