農民連食品分析センター農薬DB
分類:トリアジン系
▼一般名:Atrazine
▼種類名:アトラジン
▼商品名:ネコソギ(エース)粒剤、ゲザプリム、Gesaprim、A Atrex, Primatol A, Atratol
▼用途:除草剤
▼作用性:
アトラジンはチバ・ガイギー社が開発したトリアジン系の非ホルモン型、移行性除草剤で、畑地一年生雑草に土壌、あるいは茎葉に散布する。
土壌処理すると、根から吸収移行し、発芽を抑制する。
サルモネラで変異原性。マウスの骨髄細胞に染色体異常。ショウジョウバエに突然変異をおこす。ラットADIにして10~50mgで成長抑制、白血球減少がみられる。妊娠ラットにADIにして800~1000mg投与すると胎児数が50%に減少した。アトラジン・CAT複合剤をマウス腹腔内及び皮下注射で腹膜中皮腫やリンパ腫
■残留基準値:麦・雑穀(0.02ppm)、果実(0.02ppm)、野菜(0.02ppm)、サトウキビ(0.02ppm)
▼環境特性(一部)
土壌残留性が強い
■土壌有機炭素吸着定数(Koc)・・・305
土壌への吸着の強弱を表す数値。大きいほど土壌に吸着されやすい。
■土壌中半減期(S-DT50)・・・・・60~150d
■流出指数(RI)・・・・・・・・・369(中)
農薬の土壌表面から水系への流出程度を示す。小さいほど溶け出しにくい。
▼毒性:WTO Class Table5, EPA Class III、魚毒性A類
■生物濃縮係数(BCF)・・・3.6(小)
■一日摂取許容量(ADI,mg/kg)・・・なし
■飲料水基準(μg/l)・・・2(WTO)
【参考資料】
金澤純,農薬の環境特性と毒性データ集,合同出版
香月繁孝,数賀山靖,後藤宗玄,農薬便覧,農文協
農薬残留分析法研究班編集,農薬の残留分析法,中央法規出版
植村振作, 河村宏, 辻万千子, 富田重行, 前田静夫, 農薬毒性の事典, 三省堂
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