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はじめに

 台湾メディア上下游News&Marketによれば、搾油工場などへつながる輸送道路上にこぼれ落ちた遺伝子組換え作物種子によって起きる自生問題について、日本の農林水産省に相当する農委會が2年間の調査をおこなうことを決めたそうです。

上下游News&Market:進口基改種子逃去哪?杜絕基改污染 農委會啟動兩年基改作物運輸監測

 2015年に台湾で、農民連食品分析センターが独自に行った遺伝子組換え大豆自生調査の結果と、その後、追跡調査をおこなった上下游News&Marketによる結果が、台湾の行政に、届いたと言えるニュースだと思います。

 上下游News&Marketでレポートされているニュースの内容は、中国語のため、詳細を読み切れておらず、曖昧な部分が残りますが、概ね以下のような内容のようです。

 農委會、日本の農林水産省に相当する行政機関が、搾油工場などへの輸送路周辺を中心に調査をおこなうという内容のようです。調査期間は2年間。

 台湾には日本と同様に、遺伝子組換え種子の運搬過程において、こぼれ落ちたりすることを監督する行政機関はないようです(もっとも、日本の場合でいえば、国内カルタヘナ法の承認を受けるということは、運送中に、こぼれ落ちしても、生態系にはなんら影響を及ぼすことがないという結論が前提にあることになるので当然といえば当然なのですが)。

 台湾の種苗法?に相当する法律には、第52條第4項に規定があり、遺伝子組換え作物の種子の運搬は、「安全性を考慮し、輸入、輸出、運搬などの際には、こぼれ落ちなどが起きないような完全包装を施さなければいけない」、とあるようです。種苗法なので、食用や飼料用の穀物の運搬についてはカバーしない規定とも考えられますが、どうもその辺の区分はっきりとした区分けは実践できていないということのようです。(https://www.newsmarket.com.tw/gmo-contamination/ch04/

関連リンク

上下游News&Market:【調查報導】路邊捕獲基改豆─基改種子落地生根

(一社)農民連食品分析センター:遺伝子組換え大豆自生調査 in 台湾 2015

(一社)農民連食品分析センター:台湾の路上で自生する遺伝子組換え大豆とトウモロコシの状況と背景を伝えるニュース

行政院農業委員會

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