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はじめに

 日本の小麦の自給率は、低く、そのほとんどを海外に依存しています。しかし、穀類の輸入時には、虫や菌類の発生を抑えるため、薬剤を散布するポストハーベストが行われるケースがほとんどです。

 小麦も同様で、こうした処理を経たものが加工され、製品となっています。下記の調査結果は、1990年代に実施した学校給食に関連した残留農薬分析結果です。給食用に供給される小麦は輸入小麦であることから、そうした背景を反映した結果が得られています。

結果

  品  名 製造元 検出農薬名 検出量
1 デニッシュいちご (株)コモ フェニトロチオン 0.03ppm
2 クッキー・デニッシュ (株)コモ フェニトロチオン 0.06ppm
3 あ!あれたべよカレーライス 大塚食品 フェニトロチオン 0.012ppm
4 学校給食パン 埼玉 クロルピリホスメチル 0.02ppm
マラチオン 0.01ppm
フェニトロチオン 0.01ppm
5 学校給食コッペパン(円形) 神奈川 クロルピリホスメチル 痕跡
マラチオン 痕跡
6 学校給食コッペパン(長形) 神奈川 クロルピリホスメチル 痕跡
マラチオン 痕跡
7 学校給食コッペパン 茨城 フェニトロチオン 0.014ppm
クロルピリホスメチル 0.005ppm
8 学校給食ブドウパン 茨城 フェニトロチオン 0.016ppm
クロルピリホスメチル 0.024ppm

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農民連食品分析センター
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